東京ふんどし芸者

先祖代々芸者の血筋を引く家系に生まれた橋本和世は母親いくの反対を押し切って憧れのOLになった。が、入社第一日目の通勤電車の中で痴漢を撃退したのだが、それが事もあろうに会社の社長で、和世は即刻、クビになってしまった。そこで、心機一転、母の希望通りに芸者になることを決意した。和世の家には、お座敷に出る時には必ず赤フンドシをつけるといい旦那にめぐりあえる、というしきたりがある。家訓にしたがって赤フンドシを締めた和世は、豆奴、菊千代、とんぼの先輩芸者とともにお座敷にあがった。ところが、最初の客である角井スーパー会長が、和世の魅力で昇天して以来、角井に運がつき、スーパーは大繁盛。この事で、フンドシ芸者・和世は売れっ妓になるにつれて、他の芸者たち、特に花蝶が和世に挑戦的態度を示すようになった。ある日、セックス研究家の野毛とドライブしていた和世は、川へ身投げをした男を救った。ところが、その男は亀田千吉といって、かつて母親いくが世話になった丸亀堂の若旦那だった。千吉は両親に死なれ、丸亀堂もつぶれ、さらにセックスも男として役に立たなくなったために生きる望みがなくなったのであった。数日間、和世の家に世話になり、元気を取り戻した千吉は、趣味のイソギンチャク探しに精を出した。一方、和世はOL志願した時の痴漢社長が客としてやって来たのだが、社長・銭村には目もかけず、他のフンドシ芸者とともに大金持の大牟田相手に大サービス。そこへ、花蝶ら反フンドシ派が殴り込みをかけ、大乱闘となったが大牟田が中に入り、一時休戦。そんなある日、丸亀堂の番頭をしていた和世の父・文造が現われた。文造は、山にこもって新漢方薬の「曼陀羅華」の製法を完成させたのだが、原料となるカンタリスイソギンチャクが日本にはないので、その特許を銭村に売ってしまった。ところが千吉が、そのイソギンチャクが大牟田の所有する小島に発生しているのを発見した。和世は、大牟田から原料採取の権利を譲ってもらったのだが、特許は銭村の手にあることから、特許と原料を賭けて、和世と花蝶の花電車六番勝負を行ない、見事、花蝶を破ったのだった。

解説

ふんどしを締めて男たちを悩殺しようとする芸者たちを描くポルノ映画。脚本は「帰って来た女必殺拳」の掛札昌裕と「けんか空手 極真拳」の中島信昭、監督は「青春トルコ日記 処女すべり」の野田幸男、撮影は「けんか空手 極真拳」の中島芳男がそれぞれ担当。

1975年10月18日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1975)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト