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資金源強奪

やくざ志願の清元武司は、暴力団羽田組幹部、国吉の命令で敵対するやくざ組織の組長を射殺、刑務所送りとなった。その間、武司の情婦、静子は国吉の世話になり、一軒のクラブを持たされた。八年後、武司は出所するが、羽田組は武司を煙たがっていた。そこで武司は何の躊躇することなくやくざから足を洗う決心をした。というのも、彼は刑務所生活中に、羽田組から金を強奪する計画をたてていたのだ。早速、武司は刑務所で知り合った、爆弾製造の名手、別所鉄也と、妻子持ちの貧乏不動産屋、小出熊吉を捜し出し仲間に引き入れた。湖畔にある羽由博厚の別荘で、羽田組の主催する大花会が催されている。武司、鉄也、熊吉の三人は、催涙弾と拳銃を発砲しながら、騒然となった賭場から大金を奪い去った。奪った大金は三億五千万だったが、武司は大事を取って三年間は金に手を出さず辛抱しようと提案、鉄也と熊吉は渋々承知した。一方、羽田組では親分衆の損害総額が五億円以上と詰め寄られたが警察に届けを出す訳にはいかず、結局、やくざと癒着が元で停職中の刑事、能代文明に捜査を依頼した。文明は犯人一人につき百万円で引き受けた。武司は何くわぬ顔で国吉の前に姿を現わし、静子を連れて九州へ行く旨を告げるが、国吉は静子が既に自分の女になっていることを武司に言う。翌日、鉄也は文明に捕われ、武司の名を吐いてしまった。ところが強奪された金が三億を越す大金と知った文明は、羽田に金を取り返したら二〇%を寄こせ、と持ちかける一方、鉄也を泳がせ、労せずして金を組長のもとに返した。しかし、損害額は五億円と思い込んでいる羽田は、文明が既に二〇%の礼金を取ったと言い張り、文明の金を支払おうとはしなかった。一方、武司は文明に復讐しようとするが、文明も金を手に入れることができなかったと知ると、一緒に組んで再度羽田に挑戦することを持ちかけた。完全武装した二人は、白昼堂々羽田組に殴り込み三億五千万円を奪い返した。だが曲者同志の二人、仲良く山分けするはずがなく、今度は仲間同志で睨みあい、その犠牲となって鉄也は、既に死んでしまった熊吉の後を追った。武司と文明の壮絶な戦いが続けられた……。

解説

以前所属していたやくざ組織の資金源を狙う男と、仲間、警察、組織の四つ巴の抗争を描くアクション映画。脚本は「まむしと青大将」の高田宏治、監督は「県警対組織暴力」の深作欣二、撮影も同作の赤塚滋がそれぞれ担当。

1975年06月21日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1975)
  • ジャンル
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