作品 映画館 ニュース

実録・元祖マナ板ショー

ストリップのマンネリを打破して登場したマナ板ショー誕生の模様と踊り子の哀歓をドキュメント風に描く。脚本は「制服の処女・男狂い」の久保田圭司、監督は「実録桐かおる・にっぽん一のレスビアン」の藤井克彦、撮影は「生贄夫人」の森勝がそれぞれ担当。 マコと真弓のレズショーがうけて、今日も小屋は超満員。踊り子と客が一体になった熱気の中で、マイクが本日の終演を告げた。マコとヒモの熊田も、好評にほっとして家に帰ると肉体を絡みあわせて喘ぎ合い、営みが終ると、いつものように出しものの話となる。熊田は指を使うだけのマコと真弓のレズはあきられたので止めようと言い出していた。そんな熊田を真弓は何となくいけすかなかった。熊田の厳しい指導で、天狗の面やコケシなどを使っての新演技の練習が始った。本番の舞台でマコの精緻の愛技に、真弓も観客も酔った。しかし、コケシの痛みに真弓は呻きながら耐えていたが、幕が降りるや失神してしまった。あやまる真弓に「いいんだよ、真弓」と優しく背をなでるマコだった。二人の評判はますますたかまっていった。小屋に出入りしているラーメン屋の出前の雪夫は大のストリップファンで、仕事柄楽屋裏にも出入りでき、有難いところも拝見できる。ことに真弓の大ファンで今日もかぶりつきで息弾ませていた。しかし真弓は気分がすぐれず、熊田とマコは代役を立てようかなどと打合せをしていた。そして結局はマコひとりでコケシをやろうかということになった。「こうなったら、あたしはマナ板の上の鯉ネ」、マコがこうつぶやいた瞬間、熊田の脳裏に名案がひらめいた。「お前は舞台で踊れ、そのあとで客を舞台に引っぱり上げるんだ。俺が客になる」さて場内のムードが最高潮となった時、「今日の特別ショーは、コケシレズの予定をかえて、夕月マコさんの本邦初演、マナ板ショーだよ」マイクの声に雪夫も客も驚いた。不思議がる客にマイクは答えた。「マコさんはマナ板にのった鯉だ。お客さんにステージへ上って貰って、マコさんを抱きながら天狗の鼻で遊んで頂く。希望の方は手を挙げて」雪夫も、客に化けた熊田も手を挙げた。それより早く、かぶりつきの中年客が舞台に上がり、狼狽する熊田を尻目に、天狗の鼻をもってマコに迫っていった……。

解説

1975年01月14日より

  • 配給
  • 日活
  • 製作国
  • 日本(1975)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト

公式サイトはこちら