オルゴール

白昼の銀座で神崎勇治を襲った阿南連合の鉄砲玉・瀬川は逆に追いつめられて、子供連れの若い母親を刺した。勇治はかつて阿南連合に入っていたが今は一匹狼。兄貴分だった阿南勝成も今は勇治を目の敵にしている。勇治は服役中に生まれた顔も知らない一人息子・蓮のことが気がかりだったが、早苗とはすでに離婚しており、また生涯子供には会わないことが条件になっていた。勇治の妹・きよは舎弟の翔と愛し合っており、結婚も約束していた。そして気難しく一徹な勇治にとって二人だけがよき理解者であった。しかし、勇治はある日阿南から蓮の写真を見せられて荒れ始める。きよはそんな兄を見かねて蓮に会わせたのだった。勇治は蓮をジープでドライブに連れていき、父子水入らずの楽しい時間を送った。阿南の勇治に対する嫌がらせはエスカレートし、きよと翔が連れ去られた。翔は阿南連合の組員たちになぶり殺しにされ、それを目の当たりにしたきよも記憶を失ってしまう。勇治は日本刀を携え、知人の結婚式に出席中の阿南をトイレに追いつめ、斬り殺したのだった。手錠をはめられてパトカーで移動中の勇治は、途中で蓮の姿を見つけて車を飛び降り、抱きあげてやるのだった。

解説

ヤクザの父親と幼い息子とのふれあいを描く。脚本・監督はTV「とんぼ」の黒土三男、撮影は「ジュリエット・ゲーム」の仙元誠三がそれぞれ担当。主題歌は、長渕剛(「激愛」)。

1989年3月11日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1989)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト