ウホッホ探険隊

榎本登起子はインタビュア・ライター。食品会社の研究所員である夫、和也との間に中学生の太郎と小学生の次郎と二人の子供がいる。ある日、地方の研究所に詰めている和也が家に戻って来た。久々に家族揃って食事し、ハイキングにも出かけた。翌日、子供達を学校に送り届け登起子と二人きりになると、和也は「女がいる。一度会って欲しい」と告白する。週末、子供達を母親のくに子に預け、登起子は和也のもとを訪れた。和也の同僚で愛人の美論良子も同席し、三人は飲みながら自分の信じる主張をぶつけていく。東京に戻った登起子は、ロック・ミュージシャン定岡勉にインタビューし、彼の傍若無人ぶりに呆れかえる。家族の問題をゆっくり考えようと登起子は暫く仕事を休むことにした。だが、家に一日中いると何をしたらいいかわからず、子供達も今までと違う家の中の様子にいら立ち、登起子に辛くあたる。困惑しきっている彼女に定岡の妻みどりから電話がかかった。とにかく来てくれと悲痛な声に定岡の自宅に飛んで行くと、勉が女を連れ込んでいるのだ。登起子はみどりを連れ帰り泊めた。日曜日、登起子は太郎と次郎を連れて公園へ出かけ、キャッチボールをした。その夜、彼女は離婚する決意を子供達に打ち明けた。太郎は和也のもとを訪ね、良子とも会話を交わした。次郎は登起子に、友達で両親が離婚した子がいるけどしっかりしている、僕もしっかりやると告げた。登起子は離婚届を提出した。彼女のもとに以前、インタビューした野球選手、景浦からホームランの贈り物をすると電話がかかってきた。嬉しがる母親をはやしたてる太郎と次郎。そこに和也から電話で登起子と子供達に会いたいと言ってきた。登起子の新しい生活が始まった。深夜遅くまで仕事をし、子供達の用意した朝食に微笑する。そして、もと家族4人で会う日、和也は良子と別れたと告げた。

解説

夫婦が離婚するまでをユニークに描いたホームドラマ。干刈あがた原作の同名小説の映画化で、脚本は「そろばんずく」の森田芳光、監督は「ひとひらの雪」の根岸吉太郎、撮影は丸池納がそれぞれ担当。

1986年10月18日より

  • 配給
  • 東宝
  • 製作国
  • 日本(1986)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト