芦屋令嬢 いけにえ

高級住宅地、芦屋に住む令嬢篠原玲子(20)、は三十八歳の大薮俊彦と婚約している。ある日、玲子が自転車を走らせていると、一台の車が近づき、彼女を倒して気絶させそのまま連れ去った。男は荒木弘といい、雑誌のグラビアに出ていた玲子に魅せられ、狙い続けていたのだ。荒木は自分の安アパートに玲子を連れ込むと、衣服を剥ぎ取り犯した。荒木の部屋に監禁された玲子は、彼が買物に行っている間に、動いている洗濯機のホースをはずした。階下のスナックのホステス、冴子が落ちてくる水滴に怒って荒木の部屋に入ると、そこには緊縛された玲子がいた。そのとき、荒木が帰って来て、冴子は慌てて逃げ出した。冴子は篠原家に電話をするが、家族は世間体を考えて彼女の相手にはならなかった。数日が過ぎ、その頃になると玲子は腰を突き上げる荒木の背に爪を立てるようになっていた。やがて二人はリゾートマンションに移り、玲子は親元から離れた暮しとセックスを楽しむようになる。追って来た冴子は玲子を説得して親から金をせしめようとするが、玲子は冴子の話に耳を貸さない。そこへ大薮と部下の丸山が現れ、荒木を痛めつけた。玲子は荒木の眼の前で大薮に体を開く。冴子も丸山とトイレで立ったまま体を合わせていた。荒木は大薮を蹴りつけると、二人の女を連れて逃げだす。三人は篠原家の別荘に行く。玲子のキャッシュカードの残高がゼロになり、荒木は東京へ行って働こうと言う。しかし、玲子はもう潮時、家に帰ると答えた。玲子と荒木はヨットの上で激しく最後のセックスをした。数日後、玲子は芦屋の街路を自転車で走っており、荷台の紙袋には絵の好きな荒木が描いたイラストが入っていた。

解説

芦屋の令嬢と彼女を誘拐した男、身分の違う二人の男女が肉欲で結ばれる姿を描く。脚本は「スタア」の桂千穂、監督はこの作品がデビュー作品の池田賢一、撮影は「女豹」の杉本一海がそれぞれ担当。

1986年8月23日より

  • 配給
  • にっかつ
  • 製作国
  • 日本(1986)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト