BE FREE!

笹錦洸、24歳。彼は数学教師として、私立明北高校の教壇に立つことになった。明北高校では、オーナーの息子で理事でもある虎子光秀一郎がABCDE組に分けて、徹底した能力別教育を行なっていた。笹錦は一目惚れした島本圭子が、同校の教師と知って喜ぶ。数日後、虎子光は進学率アップのために、能力の無い生徒を集めてZ組を新設し、一般の生徒から隔離すると発表した。唯一人反対した元全共闘の如月教師は、自由の尊さを生徒に訴えようとするが、虎子光の罠にはまってしまう。Z組のメンバーが決まっていった。不純異性交遊の伊福部昭子、下着泥棒常習犯の小溝亘、脳天気の長谷川まみ、根性なしの村山春樹。担任は笹錦である。本校舎と離れた小舎をまみの父親の力で新築し、授業がはじめられた。体育大学に進学希望のBMXに夢中の丘野ひろみも、Z組の方が楽しそうだからとやって来た。笹錦は登校拒否児の、太宰にかぶれた自殺願望少女、館ムツ子と、おかま志望の佐藤貴の自宅を訪ね、二人を登校させることに成功。ある夜、小溝から仕入れた桃色情報を試して股間に大ヤケドをしてしまった笹錦の部屋に、昭子が誘惑しに訪ねてきた。だが、ヤヶドのため拒絶する。数日後、虎子光はZ組の生徒を退学させると発表。反対する笹錦に、昭子が笹錦の部屋を訪ねた時の写真を見せる。Z組の皆に弁解もせず出て行った笹錦は、ひろみに慰められた。期末試験の日、生徒たちはZ組から流れてくるまみの歌に大騒ぎ。試験は一時中断となり、怒った生徒たちがZ組に殴りこみをかける。笹錦は本校舎へ行き、虎子光の銃を片手に圭子の手をとって屋上へ連れて行く。そして、タンクに穴を空け水たまりを作り、圭子の黄昏どき、海辺で愛を告白されたいという願いを実行するのだった。だが、数日後、圭子は虎子光と結婚式を挙げた。

解説

ドジで助平な数学教師が繰りひろげる学園ドラマ。「コミック・モーニング」連載中の江川達也原作の同名漫画の映画化で、脚本は一色伸幸、監督は「ドン松五郎の生活」の中田新一、撮影は「パンツの穴 花柄畑でインプット」の奥村正祐がそれぞれ担当。

1986年8月9日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1986)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト