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スタア

とある高級マンションでスタアの島本匠太郎と人気歌手の杉梢の夫婦が新居披露パーティを開く。梢、そのマネージャー黒木、家政婦の美知代の三人が買出しに出かけた後、政子という女がやって来た。匠太郎の下積み時代を支えた女性で、あなたの子よと赤ん坊を見せる。帰ってくれと頼むが政子は聞かない。思いあまった匠太郎は絞め殺し、死体を隠す。そこへ三人が帰ってくる。匠太郎は赤ん坊を入れたデパートの袋をダスト・シュートに捨てた。ところが、それは肉を入れたスーパーの袋だった。匠太郎は昔コックの見習いをしていたことがあるからといって、肉を料理する。唐木、小鷹、豊原といった芸能記者、梢のヒット曲「銀色の真昼」の作曲家都留らがやってきた。梢の元ヒモで左腕のない坂口が、現われた。梢は金づるだという坂口。彼が刑務所から帰ってきたというのを、都留がケニアと聞き違え、僕も行ったことがあると言い出し、とんちんかんな会話が続く。すじがなくてうまい肉だと唐木らが、匠太郎の腕をほめる。匠太郎のマネージャー吉田がやってくる。外では大地震があったのに、マンションでは何も感じなかった。黒木と梢は坂口を二人で絞め殺した。地震研究所から所長の犬神博士と織田助手がやってきた。犬神博士によると物には固有の振動周波があり、このマンションのそれと地震波が同調したので振動しなかったのだが、こんな時に怪異現象がおこるという。事実、トイレが宇宙空間に、冷蔵庫が北極につながっていたり、壁から人が出現したり、絵描きが奥さんの目前で消えて別のバス・ルームに出現したり、ヒットラーが現われたりする。政子の友人という芳枝が来て赤ん坊を貸したのに彼女がもどらないという。都留はさっきの肉、ケニアで食った人肉の味と同じだったとうめく。梢ファンの精神異常者が来て黒木を刺殺。政子の死体が起きあがり、なぜかターザンが出現したりして、みな部屋をぐるぐる廻る。そこへ、最後の客である日刊芸能の後藤がやって来た。

解説

スタアと歌手の人気者夫婦が開いたパーティでおきる珍騒動を描くブラック・ユーモアSF。筒井康隆の同名書(新潮社刊)の映画化で、脚本は筒井康隆、「女豹」の内藤誠、「オーガズム・真理子」の桂千穂の共同執筆。監督は「俗物図鑑」の内藤誠、撮影は「バロー・ギャングBC」の杉村博章がそれぞれ担当。

1986年3月21日より

  • 配給
  • ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
  • 製作国
  • 日本(1986)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト