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ナポリと女と泥棒たち

シカゴのギャング、ジャック(ハリー・ガーディノ)は、情婦のマギー(センタ・バーガー)とひとりの子分を連れてナポリへやって来た。本国ではさして大物になれなかったジャックは、ナポリの名所サン・ジェンナロ寺院に秘蔵されている、時価三百億リラの宝石を盗んで、ひとはたあげようと計画したのだった。この大仕事にはどうしても地理に詳しい協力者が必要で、彼は刑務所に入っているナポリの大親分ビンチェンツォを訪ね、協力を頼んだ。彼はドド(ニーノ・マンフレーディ)というビンチェンツォの弟子を紹介された。師の口ぞえとあって、ドドは早速子分を集めてくれた。しかし葬儀屋だの、サッカー・チームの応援団長だのというこの顔ぶれはどう見ても頼りなかった。それに万事シカゴ流のキビキビしたビジネスライクな仕事師を気取るジャックは、ナポリ泥棒たちの間の抜けたお人好しぶりや、スローモーなやり方が気にくわなかった。そして絶えず腹を立てていた。そんな時アメリカから連れて来た子分が急死した。ナポリ料理を喰い過ぎたのだ。こうなればジャックも腹を割って仕事の内容を話し、ドドの力を頼むほかなかった。ドドは仕事が、サン・ジェンナロ寺院破りと聞いて仰天した。これまで悪事を続けながら捕まらないのも、サン・ジェンナーロ様のお陰だと信じている彼には、この犯罪はあまりにおそれ多かった。しかし信心は信心、商売は商売と仲間に加わった。カンツォーネ祭の夜、計画は決行された。そして悪戦苦闘の末、目的の部屋にたどり着いた。そして宝石類を手あたり次第カバンにつめ込んだ。もともとドドやその間抜けな子分たちに分け前をやる気のないジャックとマギーは、車に乗り込むが早いか逃走した。だがジャックもマギーに裏切られ殺された。ドドは婚約者のコンチェッティーナ(C・オージェ)からマギーの行先を聞くと大急ぎでそのあとを追った。そして大騒動を演じたあげく、ドドたちはマギーから宝石をまきあげてしまった。

解説

「ベニスと月とあなた」の監督ディーノ・リージとエンニオ・デ・コンチーニ、エンニオ・バラッコ、主演のニーノ・マンフレーディの四人が共同で脚本を執筆、ディーノ・リージが監督したコメディ・アクション。撮影は「殺しのビジネス」のアルド・トンティ、音楽は「続黄金の七人 レインボー作戦」のアルマンド・トロバヨーリが担当した。出演は「バンボーレ」のニーノ・マンフレーディ、「ローマを占領した鳩」のハリー・ガーディノ、「さらばベルリンの灯」のセンタ・バーガー、「国境は燃えている」のマリオ・アドルフ、「黄金に賭ける男」のクローディヌ・オージュ、トトほか。イーストマンカラー、パノラミコ。

1967年10月22日より

  • 配給
  • 日本ヘラルド映画
  • 製作国
  • イタリア(1966)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト