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ヘラクレス(1957)

古代のテッサリア(現ギリシャ)−−ヨルコの国王エリーネは弟ペリアに殺害され、王位を奪われた。この陰謀には大臣エユリストが加担していた。ペリアは王位の正統な継承者たるエリーネの幼い息子ジャソーネを殺そうとした。ペリアはこの殺害を近衛隊長のキローネになすりつけようとしたが、キローネは身の危険を感じて、ジャソーネと国外へ逃亡した。ペリアは勇士の聞こえ高いヘラクレス(スティーヴ・リーヴス)を近衛隊長としてテーベから呼び寄せた。途中、ペリアの娘ヨーレ(シルヴァ・コシナ)の危難を救った。ある時、城の近くにライオンが出没し、血気はやるペリアの息子イフィトは、ヘラクレスの制止も聞かずに立向い、ライオンの餌食になってしまった。王はイフィトの死はヘラクレスの責任だとし、罪の償いとして牡牛と戦うことを命じた。ヘラクレスは牡牛を斃したが、そこで、牛に傷つけられて死にかけているキローネにあった。キローネは苦しい息の下から、一部始終を語り今は成人したジャソーネを、王位に即けてくれとヘラクレスに頼んだ。ヘラクレスはジャソーネをペリア王に紹介するが、ペリアは黄金の羊毛を持たないジャソーネを甥とは認めなかった。そこでヘラクレスは、キローネがかくしておいたという、コルキーデの海岸に黄金の羊毛を探す旅に出かけた。かくして、王位の象徴はジャソーネの手に戻った。しかし好臣エユリトスの陰謀で、ヘラクレスは主牢に投じられた。これを知ったヨーレは、危いところでヘラクレスを助けだした。勇気百倍したヘラクレスは、断切った鉄鎖で群がる敵をなぎ倒し、エユリトスを殺した。ペリアは自ら毒杯を飲み、ヨーレに一切を告白して息絶えた。ジャソーネは王位に即き、ヘラクレスとヨーレはめでたく結ばれた。

解説

オポローニオス・ロディオスの原作「アルゴ遠征賦」を「征服者」のピエトロ・フランシスキが監督したギリシャ史劇。脚本はピエトロ・フランシスキとエンニオ・デ・コンチーニ、ガイオ・フラティーニが共同で担当。撮影はマリオ・バーヴァ。主演は一九五〇年のミスター・ユニバースに選ばれた、スティーヴ・リーヴス、「鉄道員」のシルヴァ・コシナ、他にファブリツィオ・ミオーニ、イヴォ・ガラーニ、アルトゥーロ・ドミニチ、ミモ・パルマラ。それにジャンナ・マリア・カナーレが特別出演している。ディアリスコープ・イーストマンカラー。

1959年5月9日より

  • 配給
  • 大映
  • 製作国
  • イタリア(1957)
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