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星に想いを

自動車整備工場で働く青年エド(ティム・ロビンス)は、車の故障で立ち寄った美女キャサリン(メグ・ライアン)にひと目惚れし、彼女が忘れた時計を持って彼女の家を訪ねる。ところがなんと、彼女は世界的な物理学者のアインシュタイン博士の姪だった。憧れの人に会って素直に感動するエドを、博士は科学者仲間のボドルスキー(ジーン・サックス)、ゴデル(ルー・ジャコビ)、リープネクヒト(ジョセフ・メイハー)に紹介する。爺さまたちは、学歴はなくとも科学を心から愛し、ハートで生きている彼の人柄をすっかり気に入る。数学者であるキャサリンは自分に自信が持てず、優秀な頭脳の持ち主と結婚しなければと思い込み、優しさのかけらもない数学者のジェームズ(スティーブン・フライ)と婚約したばかりだった。アインシュタインと3人の学者は、この婚約を破談にし、彼女とエドと結婚させるべく策を練る。まずエドを天才科学者に仕立て、低温融和による核エンジン論をエドの発想だと彼女に話す。だが、すっかり感心した彼女のお膳立てで、エドは研究所のシンポジウムで発表することになってしまう。満員の会場で彼は緊張するが、キャサリンの姿を見つけた途端、雄弁になって大成功を収める。キャサリンはとまどいながらもいつしか彼にひかれていき、嫉妬したジェームズはエドに公開知能テストを持ちかける。これも爺さま4人組のカンニング作戦で無事に切り抜けた。叔父にヨット遊びに誘い出されたキャサリンは、今こそエドを恋していたことに気づき、彼と熱いキスを交わした。アインシュタインがホッとしたのも束の間、学究の徒であるキャサリンはエドの方程式を検証してそれが成り立たないことに気づく。だまされたことに怒った彼女は、エドに別れを宣言。キャサリンの父親が生前に発見した彗星が地球に接近するという夜、星空の下で彼は虚飾を捨てて真摯に愛を告白し、彼女もそれを受け入れる。その様子を望遠鏡で眺めていたアインシュタインは目を細めてにっこり笑った。

解説

20世紀が生んだ最高の頭脳、かのアインシュタイン博士が恋のキューピットを務めるという愉快な発想のラヴ・コメディ。アインシュタインに成りきった、ウォルター・マッソーの扮装や仕種のそっくりぶりに注目。監督は「愛しのロクサーヌ」「ミスター・ベースボール」のフレッド・スケピシで、「花嫁のパパ」「嵐の中で輝いて」のキャロル・バウムと共同で製作も兼任。エグゼクティヴ・プロデューサーはサンドラー・プロを主宰するサンディ・ガリン。『Oh!引っ越し』(V)のアンディ・ブレックマンの原案を、彼とマイケル・リーソンが脚色。撮影はスケピシの全作品を手掛けるイアン・ベイカー、音楽は「バッド・ガールズ」のジェリー・ゴールドスミス、美術は「男が女を愛する時」のスチュアート・ワーツェルが担当。主演は「さよならゲーム」「ショーシャンクの空に」のティム・ロビンス、「めぐり逢えたら」「男が女を愛する時」のメグ・ライアン、「ラブリー・オールドメン」のウォルター・マッソー。助演として「ピーターズ・フレンズ」のスティーブン・フライ、「未来は今」のチャールズ・ダーニング、「裸足で散歩」などの監督でもあるジーン・サックス、「シャドー」のジョセフ・メイハー、「わが心のボルチモア」のルー・ジャコビほかが脇を固める。

1995年5月3日より

  • 配給
  • UIP
  • 製作国
  • アメリカ(1994)
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