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ドロップ・ゾーン

FBIの捜査官ピート・ネシップ(ウェズリー・スナイプス)と弟のテリー(マルコム・ジャマル・ワーナー)は、コンピュータ犯罪の専門家アール・リーディ(マイケル・ジェッター)を刑務所に護送すべく、ボーイング747機に乗り込んだ。その途中、タイ・モンクリーフ(ゲイリー・ビジー)をリーダーとする一団の襲撃を受け、一味はリーディを奪うと、何と時速900kmで飛ぶ機体から飛び降りた。機はその後、不時着に成功したが、多くの犠牲者を出す大惨事となり、弟のテリーも帰らぬ人となった。当局はテロリストの襲撃と見て疑わなかったが、ピートはただ1人、連中の目的はリーディにあり、しかもパラシュートで脱出したと主張する。だが、高度5000m上空からスカイダイビングを行う者がいるなど誰も信じなかった。停職となったピートは汚名を晴らし、弟の仇を討つため単独で調査に乗り出し、犯人の顔を目撃した乗客の元へ向かう。その頃、リーディを救出して仲間に加えたハイジャッカーたちは次の作戦を進めていた。それは、警戒厳重なDEA(麻薬取締局)に空から侵入し、リーディの腕で世界中に散らばっている囮麻薬捜査官たちの情報を引き出し、それを犯罪組織に売ろうというものだ。彼らは、いかなる目標地点にも誰にも見つからずに降下できる驚異的なスカイダイビングの技術の持ち主だった。一方、ピートも敵はプロのスカイダイバーであるとにらみ、スカイダイビングのエキビジョン・チームに潜入。一味を捕らえるためには、同じ技術を自ら身に付けねばと考えた彼は、信頼できる美人女性ダイバーのジェシー・クロスマン(ヤンシー・バトラー)に接近し、教えを乞う。彼が命がけの特訓を重ねている間にも、麻薬捜査官たちは1人、また1人と消されていった。ようやくマスターし、エキビジョン大会に参加するピートだが、何と犯人チームは身近にいた。タイ率いる組織の面々は、次の犯罪に利用するため大会に参加していたのだ。ピートの身元は敵に割れてしまい、彼のパラシュートの紐は切断される。彼の代わりに同じチームの少年が犠牲となり、怒ったジェシーは組織の飛行機に潜り込むが、逆に危険な目にさらされる。飛行機で追跡したピートは彼女を空中で救出し、先に降下したタイたちを追って、DEA本部ビルに降り立つ。スカイダイバーたちの協力を得て、彼は敵と激しい銃撃戦を繰り広げ、組織の陰謀を砕いた。

解説

高度5000メートルの上空からの降下をはじめ、スリリングなスカイダイビング場面を前面に押し出した航空犯罪アクション。計11回のスカイダイビングのシーンは本物の迫力を求めて、「007」シリーズを手掛けたB・J・ワースがスタント・コーディネーターを努め、85年に世界チャンピオンに輝いたガイ・マノスらスカイダイビングのエキスパート34名が参加。空中シーンのスタントほか、ストーリー原案にも参加するなど、彼らの存在が作品成立に大きく付与している。監督は「ブルーサンダー」「張り込みプラス」など、様々な素材に職人的な力量を発揮するジョン・バダム。脚本はピーター・バルソッチーニとジョン・ビショップ。製作はD・J・カルーソ、ウォリス・ニキータ、ローレン・ロイドの共同。撮影はロイ・H・ワグナー、音楽は、監督とは「アサシン」「バート・オン・ワイヤー」に次いで3作目となるハンス・ジマーが担当。主演は「デモリションマン」のウェズリー・スナイプス。共演は「ハード・ターゲット」でデビューしたヤンシー・バトラー、「沈黙の戦艦」「サバイビング・ゲーム」のゲイリー・ビジーほか。

1995年2月4日より

  • 配給
  • UIP
  • 製作国
  • アメリカ(1994)
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