『少年メリケンサック』製作発表記者会見

2008.04.21

クドカン監督第2弾はパンク・ロック。「撮影快調!」報告会見
日時:2008年4月20日(日)
会場:東映東京撮影所
登壇者:宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、ユースケ・サンタマリア、宮藤官九郎(監督)
司会:伊藤さとり
『少年メリケンサック』製作発表記者会見
宮藤官九郎監督作品第2弾、『少年メリケンサック』の主要キャストらが揃って会見し、撮影が順調に進んでいることを報告した。本作のテーマはパンク・ロック。レコード会社に勤める崖っぷちOLを演じる宮崎あおいは、「パンクは嫌いだったけど、ライブのシーンを観て食わず嫌いだったと気付いた。もしバンドをやるならドラムに挑戦しようかな」と楽しそうに話すと、バンドのメンバー役である佐藤浩市、田口トモロヲらは、「この映画でミリオンヒットを3曲し、ワールドツアーをやるのが夢」と映画への思い入れを語った。


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早速ですが、皆様からご挨拶をお願いします。
■宮藤:「僕はパンク・ロックが好きなんですけど、日本では、パンク・ロックの映画がないので、やりたいなと思っていたら、東映さんがやらせて下さるということで、現在、順調に撮影しております。皆さん、よろしくお願いします」
『少年メリケンサック』製作発表記者会見 佐藤浩市■佐藤:「バンド仲は非常にいいですし、解散の危機はないかなと(笑)。そういう状況で撮影は進んでいます。宮藤監督の撮影は楽しいです。現場は非常にいい感じです」
■木村:「佐藤浩市さんの弟役の木村です。よく佐藤さんが引き受けてくれたと喜びながら毎日撮影しています。僕は、16歳の頃、ロックンロールを目指して頭をリーゼントにして、アルバイトで買ったフェンダーのギターでバンド活動をしていた時のことを思い出して、感慨深いものがあります。そのギターは、吉本に入って家賃が払えなかった時に質に行きましたけども(笑)、青春時代を思い出しながらやらせて頂いています」
■田口:「かなりデンジャラスな役柄なので、初めて監督の前でやった時に、“いやあ、面白いんですけどね~、ここまでやっていいんですかね~”と言われて。その時に東映のプロデューサーがOKを出してくれたので、じゃあ撮りましょう、ということになったので、それが作品に残っていることを期待しています(笑)」
■三宅:「僕は宮藤官九郎監督とグループ魂というバンドをやっているんですが、そのこでの間柄と、監督と役者という間柄の差がかなりあって、最初戸惑っていたんですが、監督も戸惑っていたみたいで。最初、“監督と呼ぶな”と言っていたんですが、僕は監督と呼んでいて。でも、呼ばないでくれ、とか。そんな感じです(笑)」
『少年メリケンサック』製作発表記者会見 ユースケ・サンタマリア■ユースケ:「僕は監督と仕事するのは初めてなんですが、脚本はドラマとバラエティで前にもあって。今回は、いつもより濃ゆい感じですね。もっとフワフワしているかと思ったら、想像以上に監督然としていて(笑)、用意スタートの声もすごいデカくて、皆でマネしています(と、モノマネを披露。場内爆笑)」
■宮崎:「うるさい音楽は好きではなかったんですが、変わりました。撮影前に音楽の資料を頂いていたのですが、敢えて聴かないようにしていました。でも、皆さんが歌っているのを見た時に、カッコいい!って思うようになりました。今、改めてこの役をやらせて頂いて幸せだなと思ってます。現場も楽しいですし、皆さん個性的な方ばかりなので、皆で集まるだけで楽しいんです。笑いを堪えるのが大変です」
今回は、宮崎あおいさんがコメディに挑戦されていますが、監督からご覧になって、宮崎さんのコメディエンヌはいかがですか?
『少年メリケンサック』製作発表記者会見 宮藤官九郎■宮藤:「いや素晴らしいです。一日一回は、蹴られたり何かをされたりするシーンがあるんですが、そういうのを喜々としてやっているので、どうかしちゃったのかなと(爆笑)。可哀想なんだけど、笑えるんですよね。それがすごいですよね」
先ほど、解散の危機はないと言っていましたが、少年メリケンサックの目標は?
■佐藤:「まあ、ミリオンですよね(爆笑)。この映画から、確実に3曲はミリオンヒットが出ます」
■田口:「ミリオンの後はワールドツアーですね(笑)」
■三宅:「そして、燃え尽きて解散。再結成はなし」
■宮藤:「南の島で印税生活ですよ(爆笑)」
社長役のユースケさんとしての野望は?
■ユースケ:「そりゃもう、売れてもらってね、印税7:3で(爆笑)。ミリオン出してくれたら万々歳ですよ」
宮崎さんがバンドをやるとしたら、どの楽器をやりたいですか?
『少年メリケンサック』製作発表記者会見 宮崎あおい■宮崎:「三宅さんがドラムを叩く姿がカッコよかったので、ドラムをやってみたいですね」
もし、少年メリケンサックのメンバーに誘われたとしたら?
■宮崎:「お断りします(爆笑)」
現在、撮影真っ只中。詳しい内容は明かされていませんが、佐藤浩市さんが「地上波で放送出来ないかも」と言うくらい、かなりヤバイ作品のよう。完成は8月上旬、公開は来年春頃の予定。
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『少年メリケンサック』
配給:東映
公開:2009年春
劇場情報:全国東映系
あらすじ
レコード会社新人発掘部門に所属だが、契約切れ直前のOL、かんなは、動画サイトで凶悪な絶叫パフォーマンスをするイケメンバンドを見つける。早速、スカウトに出かけるが、そこにいたのはイケメンではなく、酔いつぶれた50歳すぎのオッサンだった!
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プロフィール
宮藤官九郎宮藤官九郎(監督)
1970年、宮城県出身。91年より松尾スズキ主宰の「大人計画」に参加。俳優として活躍すると共に作・演出を手がける。TV「池袋ウエストゲートパーク」、「木更津キャッツアイ」などで、人気脚本家に。05年、『真夜中の弥次さん喜多さん』で映画監督デビュー。本作は、監督作品第2弾である。
宮崎あおい宮崎あおい
1985年、東京都出身。幼少の頃からCM、雑誌、ドラマ等に出演し、映画『EURIKA ユリイカ』(01)が世界的に評価され、注目される。初主演映画、『害虫』(02)に続き、『NANA』(05)で主演し、大ヒットを記録した。代表作は、『好きだ、』(06)、『ただ、君を愛してる』(06)、『初雪の恋 ヴァージン・スノー』(07)、『陰日向に咲く』(08)など。
佐藤浩市佐藤浩市
東京都出身。80年、NHK「続・続事件」でデビュー。81年には、『青春の門』の鮮烈な演技で注目される。05年には、『雪に願うこと』でばんえい競馬を運営する青年を演じ、様々な賞に輝いた。代表作には、『トカレフ』(94)、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)、『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』(07)などがある。

取材・文:南野望里子