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『犬と私の10の約束』完成披露試写会

2008.02.28

『犬と私の10の約束』には愛、優しさ、ピュアがいっぱい!
日時:2月27日(水)
場所:有楽町マリオン(マリオンスペース&丸の内ピカデリー1)
出席者:田中麗奈、豊川悦司、加瀬亮、本木克英監督、BoA、ソックス(ゴールデン・レトリーバー)、「犬10応援団」
『犬と私の10の約束』完成披露試写会
世界中で静かなブームを呼んでいるという犬から飼い主へのお願いとして書かれた短編詩「犬の10戒」から生まれた映画『犬と私の10の約束』が完成し披露試写会が行われた。主演の田中麗奈、もうひとり(一匹)の主人公であるゴールデン・レトリーバーのソックス、共演の豊川悦司、加瀬亮、監督の本木克英、主題歌「be with you.」を歌ったBoAが上映前の舞台挨拶に顔を揃え、それぞれが犬と人の深い絆を描いた作品に込めた思いを語った。加えて、映画、TV、ブログなどで大活躍の人気犬10匹からなる「犬10応援団」も登場しお披露目の場を盛り上げた。
キャストの皆さんより一足早く登壇したのは、「犬10応援団」の面々。CMで一世を風靡したチワワのくぅ~ちゃん、『クイール』の子犬時代を演じたクー、『マリと子犬の物語』のマリ役を熱演したイチ、TVドラマ「ディロン~運命の犬」のセラピー犬ディロン、『花田少年史』のまゆげ犬ジロ役のジロ、TV「ペット大集合!ポチたま」からは、旅犬ことだいすけ君とマスコット犬のネロ、本作にも登場するビジョン・フリーゼのモコちゃん、ペットブログ「チワワとトラ猫」の凛、そして、ペットブログ「富士丸な日々」の富士丸、という人気犬オールスターズでした。


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では、主人公・斉藤あかりを演じた田中麗奈さんご挨拶お願いします
『犬と私の10の約束』完成披露試写会■田中:「今日は皆さん足を運んでいただいてほんとうに嬉しいです。それからワンちゃんも応援に駆けつけてくれて、ありがとうございます。うちの犬も参加させたかったなぁなんて思ってます」
続いて、あかりの父親・斉藤祐市役の豊川悦司さんです
■豊川:「えー、ワンワワン、ワワンワンワン、ワワンワンワン、本日はワワンワンワン」
次に、あかりの幼なじみ・星進役の加瀬亮さん
■加瀬:「結構無理のある企画で(笑)、面白いんですけど、今日は集まっていただきありがとうございます。映画の方、ぜひ楽しんでいってください」
そして、監督の本木克英さん、お願いします。
■本木:「やっとこの映画ができまして、皆さんにお見せすることができます。おととしに撮影を始めまして、足掛け2年、素晴らしい出演者の皆さんに恵まれると同時に100名余りのスタッフの愛情がたっぷりこもった作品になったと思います。どうぞ最後まで楽しんでご覧ください」
田中麗奈さん、今回演じられた斉藤あかりはどんなキャラクターですか?
■田中:「あかりはとにかくまっすぐだと思います。すごくピュアで心の優しい子だなと思います。ちょっと間抜けなところもあったり、ときどき反抗期になったりとかはしますけど。豊川さん演じるお父さんだったり、函館の街だったり、ソックスの愛情とか、お母さんからもらった愛情とか、進くんとの可愛らしい関係とか、色んな愛情を受けて伸び伸びと育った子だなって思います。だから役作りはそんなに難しくなくて。あかりが育ってきた環境が、自然にあかりをつくってくれたっていう感じですね」
今回、この映画のモチーフになっているのが「犬の10戒」という犬との約束ですが、これについてはどう思いましたか?
■田中:「最初に読んだときは泣きましたね。涙がツーっと出てきて。一番最初にまずやられたのは、“あなたには学校も友だちもいるよね、でも、私にはあなたしかいません”っていうところで、じーんと来ちゃって。私も犬を飼っているので、彼女たちには確かに私しかいないんだよな。私はいい飼い主かなぁって思いました」
田中さんが愛犬と約束していることはありますか?
■田中:「一緒に寝ること、ですかね。忙しくて一緒に過ごせない時間があったとしても、一緒に寝る時間でホッとしたり、その時間を彼女たちがすごく楽しみにしてくれている気がして。あとは、目を見て、なるべく笑顔で話してます」
豊川悦司さん、台本を最初に読まれたときの印象を聞かせてください
『犬と私の10の約束』完成披露試写会■豊川:「ページをめくるごとに文字がだんだん滲んできて、最後のページではほんとに泣いちゃったっていうぐらい、すごくいいシナリオでした」
今回、豊川さんは10年という歳月を通して父親役を演じられたわけですが、役作りで工夫されたことはありますか?
■豊川:「主人公のあかりちゃんの子ども時代(演じるのは福田麻由子さん)から始まって、大人になってからを麗奈ちゃんが演じるんですが、僕は10年間通して演じるんで、2人のあかりを上手く繋ぐ役割ができればなと監督と話し合って演じました」
加瀬亮さん、今回演じた星進役は、今まで余りないようなまっすぐな役柄だったのではないですか?
■加瀬:「(苦笑しつつ)今までも、まっすぐだと思って色んな役をやってきたんですけども、今回は、演じていて、気持ちがきれいな人だなって思いました」
プロのギタリスト役ですが、もともとギターは?
『犬と私の10の約束』完成披露試写会■加瀬:「いえ、ギターはやってません。時間のない中で、監督の指導も、先生の指導もあって、なんとかやりました」
ソックスとの共演はいかがでしたか?
■加瀬:「現場に犬がいてくれると、すごく撮影が穏やかだということに気づきました。普段だったら、たとえば、たとえばですけど、録音部さんが〈加瀬、声、小せえゾ!〉とかって叫ぶようなところでも、犬がいると〈(優しく)声、小さいよ〉って感じになるので、犬がいたおかげで人と人とがやわらかく接することができて、心地のいい現場でした」
そして本木監督、今回、豪華なキャストの皆さんが揃っていますが、キャスティングでイメージさせれたのはどんなことですか?
■本木:「まず、気が長いこと。それから、犬好きであること。これがこの撮影のための必須条件だと思ってました。犬は基本的にお芝居をしませんので、それに合わせてお芝居をしていただかなくてはならないので。というぐらいの希望だったんですが、出演者の皆さんに見事に演じていただきました。この話はごくありふれた平凡な家族と、その周囲の人たちの話ですので、それをここにいらっしゃる豊川さん、田中さん、加瀬さんに自然にやっていただいて満足しています」
これからたくさんの方がご覧になるわけですが、見どころを上げるとすると?
■本木:「たくさんありますが、ここに出てらっしゃるどなたに共感して、この映画をご覧いただくか、僕も楽しみです。色んな世代、男女、色んな気持ちを持った普通の人々が出てきますので、犬を愛する人たちももちろんですが、自分の境遇に似ているなと思える点も多々あると思うので、そへんが見どころではないかと思います」
さて、今日の主役とも言える大事なゲストが、まだここにいません。田中さん、呼んでいただけますか?
■田中:「ソックス!」
ここで、ゴールデン・レトリーバーのソックスくんが、ドッグトレーナーの宮忠臣さんと共に登壇。
宮さんはこれまでも『南極物語』『ハチ公物語』『クィール』などたくさんの映像に関わっていらっしゃいましたが、今回はどんな感想を持たれましたか?
■宮:「今まで長い間、色んな作品にドッグトレーナーとして参加しましたけれど、今回の“犬の10戒”というテーマに、すごく感銘し、反省する点が色々あったと思います。今、犬を飼っている皆さん、これから飼おうと思っていらっしゃる方、犬に限らず色々な動物を飼ってらっしゃる方、ぜひ一度、この映画を観ていただいて、何かを感じとっていただけたらなと思います」
『犬と私の10の約束』完成披露試写会そして、もう一人、スペシャルゲストをご紹介します。主題歌「be with you.」を歌うBoAさんです。
本日が、「be with you.」を含むアルバム「THE FACE」の発売日なんですね。どんな思いを込めてこの主題歌をレコーディングされたんですか?

■BoA:「まず、レコーディングをする前に、この映画を観せていただいて、すごく感動したし、歌に感情を込めやすかったっです。この曲を犬の目線で聴くと、よりキュンとなったりします。わたし的にはソックスの気持ちになって歌いました」
BoAさんも犬を飼ってらっしゃるそうですが、ワンちゃんと約束していることはありますか?
■BoA:「今回の犬との約束の中の“私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています”というフレーズを見て、わたしも自分のワンちゃんに話しかけたいなと思いました。これからもそういう気持ちを大事にして行きたいと思います」
「犬10応援団」の面々は、今、劇場後方の特設ステージで舞台挨拶を見守っていますが、田中さん、先程、ワンちゃんたちと一緒に外でフォトセッションをなさったんですよね。いかがでしたか?
■田中:「すごい楽しかったですよ。こんなにワンちゃんに囲まれることはなかったですし。見ているだけで、ニコニコしちゃいます」
ソックスとは久々の再会ですか?
■田中:「ソックスとは、よくお会いしてるんです、フフフ。宣伝活動を一緒に、ね。ソックスは函館にいるんですけど、東京に来てくれて、一緒に取材を受けているので、元気をもらってます」
『犬と私の10の約束』完成披露試写会
では、最後に、観客の皆さんへメッセージをお願いします
■田中:「この映画(のお話)って、ありふれた日常だったり、特別何かをしているわけではなくて、家族や一緒に過ごしてるワンちゃんだったり、幼なじみの子だったり、恋人だったり、お仕事だったり、すごい普通のことなんですよね。だから、演じているときも、何かをやらなきゃとかではなくて、すーっと自然にやれたなと思うんですけど、映画を観終わった後に、それがものすごく大きな力になって帰って来てて、愛、優しさ、ピュアの3つの大きさをすごく感じて、こんなに大きな映画になってたんだって、すごくびっくりしました。皆さんがどう感じるかもすごく楽しみなですけど、まっすぐな気持ちというか、ストレートな作品なので、思うままに観ていただきたいと思います。それと、『犬と私の10の約束』に出会って、私もチワワを飼っているんですが、もっと仲良くなれた気がします。もっと通じ合えたと思います。あかりのセリフに〈10年ってこんなに短いなんて思わなかった〉っていうのがあるんですけど、一緒にいられる時間っていうのをもっと意識してワンちゃんと生活するようになりました。もし、犬を飼ってらっしゃる方は、この作品を観て自分の約束事をつくってもらえたらいいなと思います。今日は、自分らしくピュアな感じで観ていただきたいと思います。ありがとうございました」
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『犬と私の10の約束』
配給:松竹
公開:2008年3月15日
劇場: 丸の内ピカデリー2ほか全国にて
公式HP:http://www.inu10.jp/
(C)2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ
■あらすじ
函館で両親の愛情に包まれて育った14歳の少女・あかりは、母・芙美子が突然病に倒れ、心細い思いをしていたが、飼い始めたばかりのゴールデン・レトリーバーの子犬“ソックス”に慰められる。犬を飼うときは、犬と『10の約束』をしなければならないと教えてくれた母の言葉を胸に、あかりはソックスと共に成長して行く。
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■プロフィール
『犬と私の10の約束』完成披露試写会田中麗奈
1980年福岡県生まれ。98年の『がんばっていきまっしょい』で主演デビューし、その年の新人賞を総嘗めにする。以後『はつ恋』『東京マリーゴールド』『容疑者 室井慎次』『暗いところで待ち合わせ』『ゲゲゲの鬼太郎』『夕凪の街 桜の国』『銀色のシーズン』など映画を中心に活躍。公開待機中の作品に『築地魚河岸三代目』がある。
『犬と私の10の約束』完成披露試写会豊川悦司
1962年大阪府生まれ。91年に『12人の優しい日本人』で映画デビュー以後、TV、映画で人気俳優として活躍。主な出演作に『きらきらひかる』『Love Letter』『北の零年』『命』『やわらかい生活』『LOFT ロフト』『フラガール』『愛の流刑地』『犯人に告ぐ』『サウスバウンド』『椿三十郎』など。
『犬と私の10の約束』完成披露試写会加瀬亮
1974年神奈川県生まれ。00年に『五条霊戦記/GOJOE』でデビュー後、多数の映画で独特な存在感を示す。主な出演作に『アカルイミライ』『スクラップ・ヘブン』『硫黄島からの手紙』『それでもボクはやってない』『めがね』『オリヲン座からの招待状』など。今後も『パコと魔法の絵本』『グーグーだって猫である』などが公開される予定。
取材・文:齊田安起子