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『ライラの冒険 黄金の羅針盤』ダコタ・ブルー・リチャーズ インタビュー

2008.02.26

数年前から「ライラを演じたい」と言っていたほど、彼女が大好きだったの
Dakota
近年で最も人気のあるファンタジー小説の1つ「ライラの冒険」が遂に映画化。その中で主人公・ライラを演じるのがダコタ・ブルー・リチャーズだ。1万5,000人が参加したオーディションから選ばれた彼女は、まさに「ライラそのもの」という、あどけないながらも力強い演技を見せてくれている。そんなダコタ・ブルー・リチャーズは一体どんな想いでライラを演じたのだろうか?


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1万5,000人以上の中からライラ役に選ばれた時は、どんな気持ちでした?
■ダコタ・ブルー・リチャーズ(以下、ダコタ)「もう、今まで経験したことがないくらい嬉しかった! その日学校ではあまり楽しくなかったんだけど、午後にクリス監督から(ライラ役に決まったという)電話がかかってきて、嬉しくて踊ったり飛び跳ねたりしたの」
それだけ「ライラになりたい」という気持ちが強かったんですね。
■ダコタ「そうそう。実は数年前に「どの役でもいいから1つ演じられるとしたら、何を演じる?」と聞かれた時に、「ライラ」って答えていたくらい彼女が大好きで。私自身はゴブラーにさらわれたりする心配もなく、6ヵ月間スタジオの中でライラの冒険を体験できたのは最高だったわ」
では実際に演じてみて、ライラをどんな女の子だと感じましたか?
■ダコタ「彼女は二面性を持っていると思うの。映画の冒頭では彼女は自分の周囲の世界以外のこと――たとえば悪意ある動きがあったりすることとかをあまり知らなくて。気にかかるのは「就寝時間を過ぎてから外に行ったりしているのを見つかっちゃいけない」ってことぐらいで、ちょっと反抗的なところがあって、すごく勇気もある女の子なの。それに友達――特にロジャーに対しての忠誠心もあるわ。でも後半は持ち前の勇気を役立てながらロジャーを助けるために冒険に乗り出していく中で、自分の周囲以外の世界を目にして、彼女はどんどん成長していくのよ」
今回はダコタさん自身もライラと同じように、自分の世界から映画という外の世界へと“冒険”に乗り出しましたよね。そういう点も含めて、自分自身とライラの間に似ているところはありますか?
■ダコタ「いろいろなことに対して疑問を持って質問をしたりとか、思っていることをはっきり口にしてしまったりするところは似ているかな。それとちょっとおしゃべりが過ぎちゃうところも。でも彼女ほど勇気は持っていないかも。確かに私も“冒険”には出たんだけど、彼女ほど大変な旅ではなかったしね。けどライラを演じるのは本当にすごく楽しかった。素晴らしくてすごいキャラクターだし、自分も一緒に冒険を経験できるから楽しかったわ」
そんな冒険の数々の中で、印象に残っているシーンは?
■ダコタ「ボルバンガーに潜入する時かな。研究員たちに内部を案内されるシーンで、ライラはそこで何が起きているのか知っているんだけど、相手が嘘を言うのか本当のことを言うのか試している、っていうやり取りがあって。そこにすごくライラらしさが出ているなと思って、記憶に残ってるの」
もし自分にダイモンがいるとしたら、どんな姿のダイモンがいいですか?
■ダコタ「実は映画を観てからその希望が変わってしまったの。というのもパン(ライラのダイモン)があまりにもかわいくて。特に山猫の状態がすごくかわいいの。だから山猫かな」
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『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
配給:ギャガ・コミュニケーションズ、松竹
公開:2008年3月1日
劇場情報:丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にて公開
公式HP:http://lyra.gyao.jp/
あらすじ
我々の暮らす世界とは似て非なる平行世界のイギリス・オックスフォード。ジョーダン学寮で育てられた孤児のライラは、ダイモンのパンタライモンや親友ロジャーらと共に、騒がしい日々を送っていた。しかし街では次々と子どもが連れ去られる事件が発生し、親友ロジャーも姿を消してしまう。そしてライラ自身もコールター夫人に連れられジョーダン学寮から旅立つことに。旅立ちの日、彼女は学寮長から黄金色の真理計を手渡され……。
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人物紹介
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■ダコタ・ブルー・リチャーズ
1994年、イギリス・ロンドン生まれ。1万5,000人以上が集まったライラ役のオーディションの中で、その「知性と野生の両方を兼ね備えた自由奔放さ」がクリス・ワイツ監督や原作者のフィリップ・プルマンの目に留まり、見事にライラ役に抜擢されることに。本作が映画デビュー作となる。
取材・文:井上真一郎