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『魔法にかけられて』 松坂慶子インタビュー

2008.02.21

ディズニーがディズニーを超えた、底力を感じる映画です
出席者:松坂慶子(声の出演)
『魔法にかけられて』 松坂慶子インタビュー
‘おとぎの世界’が現実になればいいのに―子どもの頃、誰もがそんな願いを胸に抱いたことがあるはず。ディズニーの夢と愛がつまった古典アニメーションと現実の世界・大都会ニューヨークを舞台にした実写が融合した、新しい究極のファンタジー『魔法にかけられて』
この中で、今回松坂さんが日本語吹替えに挑戦したのは、英語版ではあの名女優ジュリー・アンドリュースが担当したナレーション。今回はご自身がお好きなディズニー作品とあって、その意気込みやディズニー作品への想い、ディズニー作品ならではの本作の魅力などを語っていただきました。


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この作品をはじめてご覧になったときの感想は?
■松坂慶子(以下松坂):「本当に楽しい映画で、ディズニー映画の甘いロマンチックな感じだけでなく、ディズニーがディズニー映画をセルフパロディしているような笑いの部分もあって、ディズニー映画がディズニーを超えているなと、改めてディズニー映画の底力を感じました。」
松坂さんはこの作品で、英語版ではジュリー・アンドリュースさんが担当されているナレーションの日本語吹替えに挑戦されていますが、松坂さんはディズニーがお好きなだけでなく、ジュリー・アンドリュースさんに憧れていらっしゃるということでこのお話がかたちになったと聞きました。このお話がきたときの感想は?
■松坂:「いつもディズニー映画の日本版を担当されている俳優さんを羨ましく思っていたので、『(ついに私にもお話が)きた!』と、とてもうれしく思いました。」
ディズニー映画の吹替えキャストの選定基準はとても厳しいそうですが、見事抜擢されたお気持ちは?
■松坂:「基準が厳しいというお話をうかがったときも、ディズニーらしいなと思いました。ディズニー映画もディズニーランドも、いつも最高の水準を保っていますでしょ。それもとても長い年月その水準を保っているということは、そうやってよい緊張の糸を緩めてないからこそなんだと改めて思いました」
この映画はディズニーのセルフパロディということで、笑いの要素がたくさんあるのですが、松坂さんはコメディはお好きですか?
■松坂:「好きです。私はニューヨークに住んでいたことがあるのですが、アメリカの人たちのポジティブなところとか、普通の人でもエンターテイナーのように、いろいろな物事を笑って楽しんでいくところなどとてもいいなと思っていたので、コメディ大好きです」
実際にナレーションをするときに気をつけたことは?
■松坂:「ジュリー・アンドリュースさんのナレーションは、「ワンス・アポン・ア・タイム~」という冒頭の部分からミュージカルを見ているようなワクワクドキドキするような雰囲気があり、そのいう雰囲気をそのまま表現できるよう気をつけました」
ヒロインのジゼルは、突然おとぎの国から現実世界に来てしまい、ファンタジーの世界では『想定外』の事象に色々とぶつかりますが、面白かった部分は?
■松坂:「そうですね。おもしろかったのは、ニューヨークに迷い込んだとき、ホームレスにも『私に優しくして』と心を開くシーン。愛と魔法のアニメーションの世界の中ではあり得ないようなことが起きるわけですが、ニューヨークは本当に愛とか魔法が起こりにくい現実味あふれる場所なので、よいところに目をつけるなとおもしろく感じました」
ジゼルは最終的には王子様を待つのではなく、王子様すらしっかりと抱きとめるような強い女の子になりますが、その成長の過程も面白いですね。
■松坂:「お姫様なのだけど、人間に変えられちゃったときから、やはり人間らしい感情とか五感とかが備わってきていて、これはいったい何なのだろうと気づかずに戸惑ったりする部分が興味深かったです」
逆に現代に生きるロバートの恋人のナンシーは、ニューヨークのバリバリのキャリアウーマンでありながら、おとぎの世界に憧れていましたよね。そういう世界に憧れる現代の強い女の子たちにも共感できますよね。
■松坂:「ナンシーはバリバリのキャリアウーマンですが、舞踏会に誘ったらとても喜んだり、お姫様に憧れるようなところが自分の中にあったんですね。思わずぷっと吹きだしてしまうような楽しいエピソードでした」
この作品、ラストでは魔法の世界でしか起こらない事象が現代でも起こります。もし松坂さんがひとつだけ魔法を使えるとしたら何をしたいですか?
■松坂:「『眠れる森の美女』でお姫様が眠らされてしまったとき、妖精が魔法でみんなも眠らせてしまったでしょ? あんな風にみんなに愛を分け与えるように、魔法の粉をキラキラさせて振りまけたら素敵ですね。『みんな幸せになって!』って」
この作品は3月14日に劇場公開となりますが、ホワイトデーということで、女の子にはぴったりのデートムービーですが、男の子には誘いにくい映画かもしれません。男の子は無事誘えるでしょうか(笑)?
■松坂:「大丈夫ですよ。この映画はプリンセスが好きな女の子も、自立的な現代的な人も、両方とも楽しんでもらえると思います。それに、なんと言っても、ニューヨークがとても素敵に描かれていますし。私は子どもが小さいときにニューヨークで暮らしたのですが、なつかしい場所やとても楽しい場所、きれいな風景、街の人たちの『いかにもニューヨーク!』っていう表情など、いろいろな方に楽しんでもらえると思います。ディズニー好きな人もそうでない人も楽しめますよ」
これからご覧になる方々にメッセージをお願いします。
■松坂:「とても素敵な映画ができました。アニメのプリンセスが現代のニューヨークに放り出されちゃうのですが、そこでいろいろなディズニーらしい素敵な物語が生まれてきます。ディズニーがディズニーを超える、本当におもしろい映画です。ぜひお楽しみに」
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『魔法にかけられて』
配給:ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
公開:2008年3月14日
劇場情報:日劇3ほか全国にて
公式HP:http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/
(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
■あらすじ
アンダレーシアで動物たちと暮らす美しい姫、ジゼルは、運命の人と出会い、結婚する事を夢見ていた。ある日、怪物に襲われたジゼルは、エドワード王子に助けられる。お互い一目惚れし、出会ったばかりにも関わらず、完璧なデュエットを披露し、翌日結婚する約束をする。しかし、王子の結婚を喜ばない継母のナレッサ女王は、魔女を送り込み、ジゼルを井戸に突き落とす。なんと、その井戸は、現代のニューヨークに繋がっていた!