作品 映画館 ニュース

『朧の森に棲む鬼』完成披露舞台挨拶

2007.08.23

舞台挨拶もパフォーマンス! ワイルド&セクシーな染五郎をご堪能あれ
日時:2007年8月22日(火)
会場:新宿バルト9
登壇者:市川染五郎、阿部サダヲ、真木よう子、いのうえひでのり(演出)
Cheese_071002_01
ゲキ×シネ最新作『朧の森に棲む鬼』の完成披露が都内にて行われ、主要キャストらが舞台挨拶を行った。ゲキ×シネとは、舞台で上演された演劇を、迫力と臨場感をそのまま映像で再現したもの。ワイルドなヘアメイクで現れた市川染五郎さんに、映画が出来上がった感想を聞くと、「カッコいい僕(笑)」と一言。阿部サダヲさんも、「今日の染五郎さんもカッコいいけど、芝居でもほんとカッコいい」と褒めまくり、染五郎さんも頭を下げるなどして、客席を笑わせていた。また、演出家のいのうえひでのりさんも「演劇を観ない人に面白さを分かってもらえたら」と作品をアピールしていた。


劇団・新感線で演じられた舞台が映画になったのをご覧になった感想はいかがでしたか?
■市川染五郎「カッコいいボク(場内爆笑)」
■阿部サダヲ「一体どうしたんですか、この髪は?(笑)今日、4時半入りだったそうですよ。ヘアメイクに2時間もかかってる。僕は6時半だったのに。いや、でも染五郎さんは本当にカッコいいですよ。今日も久しぶりに会って、カッコいいなって(笑)」
■真木よう子「真木よう子です。感想ですか? 映像になるんだったら、もっとうまくやればよかったなと(笑)体力つけなくちゃなと思いました」
■いのうえひでのり「こんにちは。演出家のいのうえひでのりです。演出家なので、僕がこの作品については一番知っているつもりでいたのですが、映像にすると、普段見えていない部分が見えるのが新鮮でしたね。これを機会に演劇を観ない方にもよさを分かってもらえたらなと思います」
劇団☆新感線の作品に出演されたことについては、いかがですか?
■染五郎「歌舞伎と違って、劇団☆新感線は演じてすぐ着替えをしたり、セットを変えたりで忙しくて、やっぱり新感線は出るものじゃなくて、観るものだなと(爆笑)」
■阿部「他の劇団では出来ないことをやらせてもらうので、気持ちいいですよね。花道を走るという経験をさせてもらったのですが、走っている時、すごく気持ちがよかったですね」
■真木「舞台は3本くらいやっていたのですが、新感線は舞台というか、体力勝負というか(笑)」
この作品に出て、演技の幅が広がったのではないですか?
■真木「いろいろ新しいことをさせてもらったので、頑張ったんですけど、幅が広がっていたらいいな、と」
改めて、この作品のどこがたくさんの方に受け入れられたのだと思いますか?
■いのうえ「新感線は、活劇やSF色が強くて、どちらかというとゲーム感覚なのですが、この作品は人間のドラマを描きたかったんです。シェイクスピアを基本にしてるので、人間ドラマを感じさせるようになっているんじゃないかなと思います」
最後に、ゲキ×シネとして、この作品の見どころをお願いします。
■いのうえ「舞台の中継でありながら、舞台とは違う魅力に溢れた不思議な作品です。皆さんお誘い合わせの上、是非劇場でご覧下さい」
染五郎さんのコメントが短すぎ? 実際の舞台挨拶では染五郎さんが一番存在感があったんですよ。少ない言葉数でも観客に気持ちを十分伝わるパフォーマンスの雄弁さを見せられました。さすが舞台役者!
『朧の森に棲む鬼』
配給:イーオシバイ、ティ・ジョイ
配給:2007年10月6日
公開:新宿バルト9ほか全国にて
公式HP:http://www.oboro-no-mori.jp/
■あらすじ
いにしえの神々が棲むという森の中、ライは魔物<オボロ>たちに命と引き換えに王の座を約束させる。口のうまいライは、舌先と同様に滑らかな剣を与えられ、都に向かう。ライの野望の行く末は?
■プロフィール
Cheese_071002_02市川染五郎
1973年1月8日生まれ。松本幸四郎の長男。5歳の時、歌舞伎座『侠客春雨傘』で三代目松本金太郎を名のり初舞台。81年『忠臣蔵』七段目の大星力弥ほかで七代目市川染五郎を襲名する。新作歌舞伎、復活狂言など、歌舞伎以外でも豊かな演技力を見せる。主な映画出演作は、『ラヂオの時間』(97)、『四月物語』(98)、『蝉しぐれ』(05)など。
取材・文:南野望里子