『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』山里亮太 インタビュー

2008.04.15

“大のコナンフリークの山里さん アフレコではアドリブに一苦労?!”
出席者:山里亮太
『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』山里亮太 インタビュー
「名探偵コナン」劇場版シリーズ第12弾『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』のテーマは音楽。美しいクラシックの調べに乗せてスリリングなサスペンスが繰り広げられる、心を揺さぶる作品だ。そんな今回の映画の中で、コナン応援団として声優にも挑戦した南海キャンディーズの“山ちゃん”こと、山里亮太さんにインタビュー。アフレコでの苦労話はもちろん、大のコナンフリークという山里さんに、コナンの魅力を思いっきり語ってもらいました。


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『名探偵コナン 戦慄の楽譜』の応援団に選ばれ、さらにコナン応援団としては初の本編ゲスト出演も果たしました。応援団に選ばれた時の感想はいかがでしたか?
■山里:「あまりにもすごいお話だったので、最初は「ドッキリかなぁ」と思いましたね。出来上がった映画を観ていない状態なので、まだ「ドッキリじゃないかな、どこかのタイミングでしずちゃんが札持って出てくるんじゃないかな」って思ってます。そのくらい嬉しかったし、光栄でしたね」
それだけ「名探偵コナン」がお好きだったということですか?
■山里:「漫画も読んでましたし、何と言っても世界的なアニメ、漫画なわけじゃないですか。それに自分が関われるってことは、ホントに信じられないです」
山里さんから見て「名探偵コナン」の魅力とは?
■山里:「謎解きだけじゃなくて、人間模様とか、いろいろ楽しめるポイントがあるんですよね。それが、コナンがいろんな層に愛される理由の1つじゃないかなぁと思うんですよ。海外でもものすごく人気があるんですよね。ロケで海外に行った時に蝶ネクタイをつけて撮影をしていたんですけど、眼鏡をかけて蝶ネクタイをした日本人を見ると、アッチの人は「コナンだ!」って言うんですよ。その時はいろんなギャグをやってもウケなかったんですけど、こうやって(蝶ネクタイを口元に持っていって)声を変えたら、そこは爆笑をとれましたからね(笑)。「あ、コナンすげーな」って思いました。世界的な人気で、ホントにすごかったです」
ちなみにいつ頃「名探偵コナン」のことを知ったんですか?
■山里:「少年サンデーでの連載が始まった時からですね。青山先生の漫画は「YAIBA」も読んでいて、「YAIBA」が大人気だったから「青山先生、次はどんな作品で勝負してくるのかな」と思っていたら、「YAIBA」とは全く毛色の違う推理モノできたんで、「えーっ!」っていう衝撃が大きかったですね。で、読んでみたら面白いし、初回からかなり急展開だったでしょ? だからビックリして。「これどうなるんだろう?」って。それがもう今では単行本が61巻になって。でもまだ黒の組織との決着も全然ついてないし、先生の中でどういうゴールが見えているのか、すごく気になりますね」
確かにコナン最大の謎は、まだ明らかになっていないですよね。
■山里:「でっかいでっかい謎を残したまま、そこに行き着くまでにまたいろんなテイストの謎が散りばめられている。で、最終的な謎も気になるけど目の前にもっと興味のある謎が出てきて――楽しみ方がすごくいっぱいあるなぁ、というのは本当に思いますね」
山里さんの好きなエピソードは?
■山里:「“新一がなぜレモンパイが好きか?”って話があったんですけど、新一のことを狙っているサッカー部の美人マネージャーがいるんですよ。で、ずっと新一にアピールしているんだけど、全然振り向いてもらえない。それでエピローグで先輩がそのことを蘭ちゃんに語るんですよ。「告白したときに新一に“男みたいにツンとした、生意気だけど放っておけない女の子がずっと気になってるんだ”って言われた」って。それって蘭ちゃんのことじゃないですか。でもそれを聞いた蘭ちゃんが「それって誰だと思う?」って言っちゃう、その鈍感な感じ。あそこにキュンってしました。あとちゃんと覚えてはいないんですけど、爆弾か何かが仕掛けられていて、それを解除するのに赤か青かのコードのどちらかを切らなきゃいけない。そこで新一が切ったのが、蘭の好きだった色だったっていう話もいいですね」
お互いに好きなんだけど、それを伝え合えない新一と蘭の関係は、たまらないですね。
■山里:「そう! ミステリーの中にピュアな恋愛ドラマも垣間見えるじゃないですか。あれがいいんですよね」
そんなコナンの映画の中で、山里さんは今回感動的な名演を見せてくれましたが。
■山里:「あっ、気づきましたか! コナンくんのピンチのシーンで登場しますからね。これだけだと、すごく重要な役に聞こえますね(笑)」
アフレコ収録はいかがでしたか?
■山里:「アフレコって、決まったセリフを口に合わせて読むだけだと思っていたんですけど、それは違うってことを初めて知りまして。「そこは山里さんの思う驚きのセリフで」とか「セリフ変えてくれて結構ですよ」とか、アドリブを要求されて。でも何回もアドリブが出せず、シュンとしちゃって(笑)。その時神谷明さんにお会いしたんですけど、聞いてみたら神谷さんもアドリブめっちゃ入れてるんですって。小五郎がコナンくんに眠らされる時にいつも何か言いますけど、あのセリフがアドリブなんだそうです。全然違和感がないですよね。
今回は大役だけに僕もすごく緊張していたんですけど、僕の数十倍も緊張していたのが坂下さんでしたね(笑)。坂下さんガッチガチだったけど、出演シーン使われてるのかなぁ??」
そんなに坂下さんは緊張されていたんですか?
■山里:「ホントに緊張していましたね。やっぱり慣れてないから何回も失敗して、それで追い込まれていって。最初に与えていただいた台本を読んでいる間は、2人で練習していてもいい感じで出来たんですけど、「今の良かったんで、このセリフも追加してください」なんてオーダーが来た時のテンパり方といったら、すごかったですね。これを普通にやっている声優の方々はすごいなと思いました。僕らは踏み込んじゃいけないサンクチュアリって感じですね」
今回のコナンはクラシック音楽がモチーフになっていて、有名なバイオリン、ストラディヴァリウスも登場します。山里さんはこの作品の上映に先立ち、ストラディヴァリウスの生演奏を聴かれたそうですが。
■山里:「本当に、単純にすごかったですね。音が直接脳ミソに届く感じで、ぶわぁーっと音が頭に広がるんですよ。身体がしびれてきて、「うわぁ、すごいなこれは!」って思いましたね。あと緊張もすごかったですね。世界に数台しかないすごく高価なもので、演奏する方も世界的に有名な方で。そんな豪華なコラボレーションを味わわせていただいて感動です。いやぁ、ホントに違うんだなぁって思いました。僕みたいなド素人でもわかるくらいですから、本当に音の違いがわかる人なら涙を流して喜ぶくらいのことだったと思います」
今回の作品は声優に挑戦されましたが、今後挑戦したい分野はございますか?
■山里:「うーん、古館伊知郎さん的なことはやってみたいと思いますね。アンカーマンっていうんですかね。憧れますね。ニュースとか読んでいる姿は、なんかかっこいいじゃないですか。それでいて言葉を操るプロって感じもしますし。あとみのもんたさん的な生き方もしたいと思いますね(笑)」
お昼に奥様の悩みを聞いたりとかですか?(笑)
■山里:「そうですね(笑)。マダムの心を掴みながらずっと遊び続けているっていう、あの感じはいいですね。本当にみのさんの活躍ぶりを見ていると、あの人はCGなんじゃないかと思っちゃいますよ(笑)」
今の山里さんなら、古館さん、みのさん、どちらの立ち位置にも進めそうですね。
■山里:「いやいやいや(笑)。ホントに褒められ慣れてないんで、そういうことを言われると目の前のカメラがドッキリ用に見えちゃうんですよ(笑)。この裏にしずちゃんいないでしょうね??(笑)」
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『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』
配給会社:東宝
公開日: 2008年4月19日(土)
劇場情報:有楽座ほか全国にて
公式HP:http://www.conan-movie.jp/
©2008 名探偵コナン製作委員会
あらすじ
音楽家ばかりを狙う殺人事件が発生する中、コナンたちは蘭の親友・園子に連れられ、パイプオルガニスト・堂本一輝の作ったコンサートホールを訪れた。そこでコナンは数日後のこけら落としコンサートに出演する天才女性歌手・秋葉怜子と知り合う。実はこのコンサートの出演予定者の1人も音楽家連続殺人事件に巻き込まれ、重傷を負っていた。そして数日後、コナンたちと共にいた怜子も命を狙われてしまい……。
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山里亮太
1977年、千葉県生まれ。お笑いコンビ「足軽エンペラー」解散後、ピン芸人「イタリア人」として活動。その後山崎静代と「南海キャンディーズ」を結成、ツッコミを担当する。2004年の「M-1グランプリ」で準優勝を果たしたことをきっかけに、大ブレイク。テレビ、ラジオでレギュラー番組を抱える売れっ子芸人の1人。

取材・文:井上真一郎
人物紹介
山里亮太



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