『東京少年』 完成披露試写会舞台挨拶

2008.01.17

取っ組み合いの大喧嘩もあり! 堀北真希と石田卓也が切ない三角関係に!?
日時:2008年1月16日(水)
場所:スペースFS汐留
登壇者:堀北真希、石田卓也、平野俊一(監督)、丹羽多聞アンドリウ(プロデューサー)
『東京少年』 完成披露試写会舞台挨拶
「大きな壁を一つ一つ乗り越えてがんばった」と、二重人格、しかも自分で自分に恋をするという難役に若手人気女優・堀北真希が挑んだ『東京少年』は決して叶うことのない恋を描いたラブストーリー。その完成披露試写会に、主演の堀北、相手役で、こちらも映画出演が相次ぐ若手実力派・石田卓也、「ケータイ刑事 銭形愛」「ブラックジャックによろしく」「逃亡者」などのヒットドラマを放ち、今回が初の長編映画作品となる監督の平野俊一、プロデューサーで劇場版も含む「ケータイ刑事」シリーズなどを手がける丹羽多聞アンドリウが顔を揃え舞台挨拶を行った。また、本作にちなんで企画されたラブレターコンテストの受賞結果も発表された。


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まずは、丹羽多聞アンドリウ プロデューサーからご挨拶お願いします。
■丹羽:「『東京少年』という素敵な映画ができました。皆さんに観ていただきまして、ぜひブログやお友だちに広めていただきたいと思います」
続いて平野俊一監督、
■平野:「ちょうど1年前に撮影を終えました。ほんとうに美しい味わいのある作品に仕上がりました。噛みしめるように観賞していただけたらと思います」
二重人格の主人公、少女・みなとと少年・ナイトを演じた堀北真希さん。
『東京少年』 完成披露試写会舞台挨拶■堀北:「ちょうど1年前の今ごろ、わたしはこの現場で毎日大奮闘していました。そして今日皆さんに観ていただけるということで、とても嬉しく思っています。どんな恋でも切ないものだと思います。この映画に出てくるみなとの恋もナイトの恋もすごく切ないです。とくにナイトの絶対に叶うことのない恋というのは、ほんとうに切なくて。わたしも現場で辛いな切ないなと思いながら演じました。見終った後、皆さんには1人の人を真剣に思うことについて少しでも考えていただいたり、心に残る物があれば嬉しいなと思います」
みなとが恋をする医学部を目指す浪人生・シュウを演じた石田卓也さん。
■石田:「真希ちゃんも言ったようにちょうど1年前撮影して、ようやく今日皆さんに観ていただけることになりました。楽しんでください」
では、お一人ずつ伺って行きます。完成した作品をご覧になった感想と印象に残ったシーンについて聞かせてください。
■丹羽:「堀北真希という女優とは、デビュー当時からお仕事をさせていただいていますが、いつも難題をふっかけて苛めるのが好きでして。この子はどんな難題も見事にこなしてくれます。1人で2役。しかも、自分で自分を愛するという非常に難しい役を見事にこなしています。これからご覧になる皆さんにあまり言えないんですが、鏡が出てくるシーンがあります。この映画の象徴的なシーンなので、ぜひそこを観ていただきたいと思います。そして石田くんは、昨日もここで舞台挨拶をしてそうで、今、引く手数多な若手俳優ですが、彼と真希ちゃんとの三角関係――2人しかいませんが、その三角関係という面白い役をやってくれています。そして、平野くんは若手ではありませんが、すごく優秀な監督さんです。長編初監督作品ですが、全力を尽してくれました」
■平野:「僕は台本の中で感じたこと、浮かんだことをこの2人に投げ掛けただけなんです。それを彼らが1+1を3にも4にもしてくれて。とにかく女優・堀北真希は素晴らしい。それを支える石田卓也もすごく切ない。石田くんってこんなに切なかったんだっていうくらい、そういう表情が出ていました。現実離れした部分のある話を身近なものに感じさせてくれる、この2人の芝居というか演技、表情を味わって観ていただきたいと思います」
■堀北:「2人の人格を一つの身体で演じ分けられているのかすごく不安だったんですけど、完成した映画を観たときに、一観客として観ることができて、それが嬉しかったです。自分がナイトを演じているシーン、さっき丹羽さんもおっしゃっていた鏡のシーンとかはすごく印象に残っています」
■石田:「考えさせられる映画でした。皆さんにも何か感じ取ってもらえるといいなと思います。印象に残っているシーンは、真希ちゃんと壮絶な取っ組み合いをしたシーンですね。かなり大変でした。監督に何回も“もう1回”って言われて。でも、どこが悪いのかも分らなくて(笑)」
堀北さんは、そのシーン、いかがでしたか?
■堀北:「最初から力に差があるので、一生懸命胸ぐらを掴んでもびくともしないんですよ。そこを上手く動いてほしかったんですけど(笑)、息が合うまでに時間がかかりました」
画面では息もぴったりで、迫真のシーンに仕上がってましたが…。
『東京少年』 完成披露試写会舞台挨拶■堀北:「けっこうお互い本気でやりました。そういう取っ組み合いの喧嘩はしたことがないので、身体でエネルギーを使いながら、さらにセリフを言うってことがすごく大変な作業でした」
■平野:「最終的には満足の行くシーンになりました。石田くんには“もう1回”と何度も言った理由を説明をしたはずです。寒い中でのロケだったので、石田くんは多分風邪気味だったんだと思うんですが、1回目のNGは、セリフの合間にズルズルって音が聞こえてきたんですよ(笑)」
■石田:「僕はそれがわかんなかったんで、苛められているんだと思ってました(笑)」
■平野:「真希ちゃんは相当本気でやっていたんですが、相手は男の子だから、そのバランスをどう見せるかは苦労がありました。出来は満足しています」
では、撮影中に印象に残ったエピソードがあればお話しください。
■丹羽:「設定上は東京の八王子を舞台にしているんですが、実際は東京ではない場所で撮っていたんですね。映っていてはいけないものが映ってしまうので、それを映さないようにごまかしながら撮るのが大変でした」
映ってはいけないものとは?
■丹羽:「富士山がすごく近くにあって」
平野監督はいかがですか?
■平野:「そうですね、さっきの喧嘩のシーンとか。撮影の終盤で、夜も遅くて。大声張り上げながらやってたんですが、警察の方がいらっしゃってですね。ほんとうに喧嘩しているんだと通報されてしまったんです(笑)。そういうアクシデントは思い出深いですね」
堀北さんは?
■堀北:「ほんとうに富士山が近くに見えていて(笑)。すごく景色がきれいなところで撮影をしていたんです。映画の中では富士山は見られないんですけど。きれいな景色が広がっているところで伸び伸びと気持ちよくお芝居ができた気がします。とくに公園でデートをしているシーンは、すごく爽やかで、いいなと思いました」
石田さんは?
■石田:「やっぱり、取っ組み合いのシーンですね」
平野監督に伺います。フレッシュな主演2人を起用されての感想は?
■平野:「真希ちゃんは毎日毎日吸収していて、ワンステップずつ上がって行ってるなという感じがします。表情やセリフも含め、近い将来、日本を代表する女優になるなという印象を持ちました。石田くんも吸収して行く中で、初々しさや素の部分の良さを無くさない人で、変わって行く部分と変わらない部分を持ち合わせた貴重な存在だと思います。褒め過ぎました?」
■石田:「嬉しいです」
そんな堀北さんと石田さんにはお互いの印象をお願いします。
■堀北:「わたしも人見知りな方なので、フレンドリーに話すのに時間がかかったんですけど、いつも監督に立ち向かっている感じはありました」
■石田:「いえいえ、やられっ放しでした。僕も人見知りで、コミュニケーションとるのが苦手。真希ちゃんは仕草とか2つの人格を演じ分けていてすごいと思いました」
2人がデートするシーンでは見ていてドキドキが伝わってきました。それは人見知りなお2人の素の部分が出ているんですか?
■堀北:「うーん、どうなんでしょう。台本にとらわれずに、その場で監督も含めて話し合いをしました。そういうお芝居の話とかは、けっこうできたんですけど」
ここで、この『東京少年』にちなんだ、せつない恋心を告白するラブレターコンテストの受賞者が堀北さんから発表となりました。爆発的ヒットとなった『恋空』の原作を生んだことでも知られる人気の携帯サイト「魔法のiらんど」を通じて1650通もの応募があり、丹羽プロデューサーが審査委員長を、本作で脚本を担当した渡邉睦月さんが審査員をつとめ、見事選ばれたのは、14歳のサユリさん。片思いのまま卒業して行く先輩への恋心を綴った受賞作を堀北さんが朗読しました。「せつないし、リアリティがある。14歳なのにしっかりした文章」というのが丹羽プロデューサーによる選出理由でした。
堀北さん、実際に読んでみていかがでしたか?
■堀北:「ちょっと気持ち入って恥ずかしくなってしまいました。ウフフ。14歳の方がこんなに立派な恋をしていて羨ましいなと思いました。学生のときは学校が全ての世界。理由がなくても会える場所じゃないですか。それが離れ離れになってしまうのは寂しいですね」
では最後に一言ずつお願いします。
■丹羽:「映画のテーマでもありますが、一見有り得ないような2人が恋愛し、三角関係になる。そういう切ない話です。ぜひ楽しんでください」
■平野:「自分で自分に恋をしてしまうというのは、分り辛い気持ちだと思います。これからご覧になって、分らないという方もいらっしゃると思いますが、それはそれでいいと思います。ただ、決して報われない愛や恋というものを、ちょっと自分の状況と重ね合わせてみていただければ、何か心に届くものがあるんじゃないかと思います。あとは、この2人の素晴らしい演技を見てください」
■堀北:「今回とても難しい役で、目の前に大きな壁がたくさんあったんですけど、石田さんや監督たちと一緒に一つ一つ乗り越えてがんばりました。心に届く素晴らしい映画になったと思います。素直な心で観ていただきたいと思います」
■石田:「僕はシュウという役を演じたんで、シュウの目線で言わせてもらいます。もし、自分が好きになった人が二重人格だったら、自分はどうするんだろう。どう思うんだろうと感じて貰えたらいいなと思います」
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『東京少年』
公開日:2008年2月2日
劇場情報:新宿トーアほか全国にて順次公開
配給会社:エム・エフボックス
公式HP:http://www.bs-i.co.jp/cinemadrive/boy/
(C)2008「東京少年」製作委員会
■あらすじ
みなとには同い年のナイトという男の子の文通相手がいる。彼になら心を許し本音で打ち明け話もできるのだった。バイト先で知り合った浪人生のシュウに恋心を寄せるようになったみなとは、「好きな人ができた」とナイトに書き送る。シュウとの初めてのデートの日、みなとはシュウの前で意識を失ってしまう…。
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■プロフィール
『東京少年』 完成披露試写会舞台挨拶堀北真希
1988年生10月6日生まれ、東京都出身。03年に『COSMIC RESCUE』で映画デビュー。以後、映画、ドラマ、CMで活躍。『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。他に『アルゼンチンババア』『恋する日曜日 私。恋した』などに出演。人気ドラマの映画版『クロサギ』も公開待機中。
『東京少年』 完成披露試写会舞台挨拶石田卓也
1987年2月10日生まれ、愛知県出身。映画デビュー作『蝉しぐれ』で05年キネマ旬報新人男優賞受賞。主な出演作に『夜のピクニック』『キトキト!』『グミ・チョコレート・パイン』などがある。今後も『リアル鬼ごっこ』『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』など続々と公開になる。
取材・文:齊田安起子



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