『エクスクロス 魔境伝説』鈴木亜美&深作健太監督 インタビュー

2007.12.03

“突っ込みながら見る!観客参加型ジェットコースタースリラー”
鈴木亜美&深作健太監督 インタビュー
出席者:鈴木亜美&深作健太監督
『エクスクロス 魔境伝説』鈴木亜美&深作健太監督 インタビュー
人里離れた温泉地「阿鹿里村」に傷心旅行として訪れた大学生しより(松下奈緒)と親友の愛子(鈴木亜美)。しかし「阿鹿里村」には若い女性の足を切り落とすというとんでもない風習が残っていた・・・。
2004年第1回「このミステリーがすごい!」大賞で話題をさらった上甲宣之原作の「そのケータイはXX(エクスクロス)で」を映画化。序盤のホラーテイストから一転、中盤からとんでもない展開を見せる観客参加型のジェットコースタームービーだ。
逃げるだけでなく、謎の女レイカ(小沢真珠)と壮絶なバトルを繰り広げ予想外のアクションを披露し、アーティストとは違う一面を見せた鈴木亜美さんと、荒業を駆使し、見事に突き抜けた作品を作り上げた深作健太監督にお話をお聞きしました。


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鈴木亜美さんは『虹の女神』以来、2度目の映画出演ですが、主役クラスは初です。ご感想は?
■鈴木亜美(以下、鈴木)「長期に渡る映画の撮影は初めてだったので、現場に慣れることが出来るか不安だったのですが、深作監督の人柄に触れた瞬間に大丈夫、楽しくできると確信しました。私が演じた愛子は、見かけは嫌な感じですが、実は芯の強い、かっこいい女の子です。そこに強く惹かれたので、愛子になるのが楽しみでした。そして、撮影が終わった後も、寂しく思えるぐらい思い出深い現場でしたね。作品自体も面白く仕上がるだろうと感じていました」
深作監督は何故、鈴木亜美さんを主人公の一人に選んだのでしょうか?
■深作健太監督(以下、深作監督)「最初はアミーゴと呼ばれていた頃の可愛いイメージを抱いていたのですが、実際にお会いしてみたらアーティストとしてのかっこいい鈴木亜美さんがそこにいらっしゃいました。普段から体も鍛えているということで、愛子のイメージがどんどん膨らみ、最終的には回し蹴りをしたり、チェインソーを振り回したりと、フィジカルな面を強調しました。静かなシーンもとても良かったです。亜美ちゃんに合わせてキャラクターを変化させていくことができたので、お互いに刺激し合える楽しい撮影現場だったと思います」
女優としての鈴木亜美さんの評価は?
■深作監督「今後が楽しみです。日本映画界において宝物になるような女優さんがひとり増えたと思います。本格的なデビュー作がホラーアクションになってしまうという事で、監督させていただく方としても心配でしたが、スクリーンに映った亜美ちゃんはとてもかっこよくて綺麗でした。これからはアクションに限らず、大人のしっとりとした芝居やコメディにもチャレンジしてもらいたいです。ずっと女優としての鈴木亜美さんを一ファンとして見守っていきたいですし、またいつか一緒に仕事がしたいです」
鈴木さん、ベタ褒めですが、お返しを
■鈴木「深作監督自らオーバーアクションで演技をつけたり、現場のテンションを盛り上げたりしていたので、私も負けていられないなと思いました。私の演じた愛子のテンションも深作監督の姿を見てドンドン上げていきました」
テンションと言えば愛子のアクションですが、鈴木さんの予想外のアクションに驚きました
■鈴木「凄く楽しかったです。小さい頃からスリラー、ホラーが好きで、ワーワー、キャーキャー言いながら見ていたので、興奮しながらやりました」
怪我とかはありませんでしたか?
■鈴木「やっている時は集中しているので、痛みを感じることはなかったのですが、知らないうちに小さな痣が出来たりしました。でも大きな怪我はありませんでした」
2度に渡る鈴木亜美VS小沢真珠戦が本作の大きな見所ですが、原作にもあるのでしょうか?
■深作監督「トイレで戦う第一戦は原作にあったのですが、2度目の戦いはオリジナルです。いわば、この映画のスイッチが入る所なのですが、以降は原作と大幅に変えています」
スイッチ入りますよね
■深作監督「原作では主人公二人が訪れる阿鹿里村が存在するかしないのかというミステリーが、大きなウェイトを占めているのですが、映画では割り切って最初から存在するという設定です。ですから貞子(『リング』)や伽椰子(『呪怨』)のような心理的恐怖で引っ張るよりは、フレディ(『エルム街の悪夢』)やジェイソン(『13日の金曜日』)みたいなフィジカルな方に振り切っちゃおうと考えました。そして、追い詰められた愛子が逆ギレする場面で、パチンコでいうと暴走モードと化し、映画がフィーバーしまくります」
フィーバーしまくっていましたね。スイッチ入った瞬間から、ずっとニタニタ笑いながら見ていましたよ
■深作監督「ありがとうございます。観客の皆さんもまさか亜美ちゃんのガン飛ばしや回し蹴りが見られるとは思わないですよね。回し蹴りは現場で決めたんですよ」
■鈴木「現場で決めることが多かったですね。やり過ぎかなと思えることもやっちゃおうみたいなノリでした」
■深作監督「火ダルマのスタントマンの方に入れた蹴りが本当に凄くて、“亜美ちゃん何かやっていたの?”って聞いたら、“昔、少林寺習っていました”って。これだから女性は怖いですよね。油断していたらこの蹴り入れられるんですよ(笑)」
アクションには比較的厳しい目で見てしまうのですが、なかなか決まっていましたよ。それでは最後にメッセージをお願い致します。
■深作監督「Gyaoをご覧の皆様こんにちは。上映中はお静かにしないで、大騒ぎしながら見て頂きたいです。笑えたり泣けたりしますので、ホラーが苦手な方でも大丈夫です。ツッコミ処満載です!友達みんなでガンガンツッコミながら見て頂きたいです。是非、劇場に足を運んで頂き、このアトラクション・スリラーに参加してください!」
■鈴木「怖いだけでなく、面白くて笑えます。そして、何よりも女性の友情が熱く描かれています。ストレス発散もできます。何の先入観もなくみんなで騒ぎながら見て頂きたいです」
<関連記事>
『エクスクロス 魔境伝説』
池内博之 インタビューテキスト
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『エクスクロス 魔境伝説』
公開日:2007年12月1日
劇場情報:丸の内TOEI1ほか全国にて
配給会社:東映
PG-12
公式HP:http://xx-movie.com/index.html
<鈴木亜美プロフィール>
1982年神奈川県出身。1998年オーディションに選ばれ歌手デビューし、11月28日には新曲「Potential Breakup Song」をリリースした。2000年にはテレビドラマ「深く潜れ~八犬伝2001~」(NHK)で主役に抜擢され女優デビュー。映画では『虹の女神』(06)に出演している。
<深作健太監督プロフィール>
1972年生まれ。『バトル・ロワイアル』(00)で脚本とプロデュースを担当。撮影途中で他界した父・深作欣二の遺志を継ぎ、『バトル・ロワイアルⅡ【鎮魂歌】』(03)を監督。2006年には松浦亜弥を主演に迎えて『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』を手がけている。
取材・文:伊藤P



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