『ボーン・アルティメイタム』 マット・デイモン インタビュー

2007.11.10

ジェイソン・ボーンは今までのハリウッド産アクション映画では皆無のキャラクター!
出席者:マット・デイモン
『ボーン・アルティメイタム』 マット・デイモン
若手演技派俳優として台頭し、脚本を書かせればアカデミー賞に輝き、ハーバード大学で学んだ秀才であり、新しい才能を応援するプロデューサーでもあるマット・デイモン。
そんな彼が名実ともにハリウッドのトップスターの座を掴むことになった人気シリーズ第3作にして完結編の『ボーン・アルティメイタム』が間もなく公開される。
圧倒的な身体能力と戦闘能力を持ち、失ってしまった過去と自分自身を求めて孤高の闘いを続ける男ジェイソン・ボーンを演じて5年。来日したデイモンが、アクション映画の主人公でありながら、良心と罪の意識を持ち合わせた希有なキャラクターついてインタビューで語ってくれた。


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ジェイソン・ボーンは自分が誰だかわからないというキャラクターで、しかもシリーズ3作を通して自分が何者なのかを追求して行くという極めてユニークな設定だと思いますが、演じるに当たってどのようにアプローチされたのですか?
■マット・デイモン(以下:マット):「今回の3作目『ボーン・アルティメイタム』でようやくジェイソン・ボーンがどいういう人物であるかわかってくるんだけど、最初の時は目覚めたら自分が誰だか分らないという状態だったし、自分の中にジレンマも生まれた。ただ、演じ方しとしては、瞬間瞬間をできるだけ正直に直感に従ってやって行ったんだ。もちろん、いい脚本だったからできたんだけど」
脚本はほんとうに素晴らしいですね
■マット:「そうなんだ」
シリーズを追うに連れて、戸惑いと混乱の状態から、罪悪感や己の力に対する恐怖がより全面に出ていると思います。そのあたりの意識は?
■マット:「ジェイソン・ボーンはアメリカのアイコン的存在になったと思う。でも、彼は悪いこともしているけど、自分の行動に対する責任をちゃんととるんだ。これは今のアメリカ政府がやっていないことなんだよね。だから全く逆のキャラクターを作っているんだ。色んな酷いことをしているんだけれども、きちんと間違いを認めて責任をとるんだよ」
そういう風にキャラクターがきちんと描かれているので、単なるアクション映画やスパイ映画とは違っているように思えます
■マット:「ありがとう。ほんとうに脚本が良くできていて、2作目の『ボーン・スプレマシー』の終わりで、殺した相手の娘に会いに行くんだけど、そんなシーンはこれまでのハリウッドのアクション映画では一度もなかったことだよね。こういうキャラクターの性質が、他のアクション映画とは全く違うんだ。良心や罪の意識なんて他のアクション映画にはないからね」
素晴らしい脚本も含め、そういう風に映画をつくることができたのは、ポール・グリーングラス監督のインディペンデント精神によるものなのでしょうか?
■マット:「うん、そうだね。いつもグリーングラス監督が言っているんだけど、この“ボーン”シリーズは、ハリウッドのメジャー映画とインディペンデント映画が衝突して生まれたものなんだって。1作目がダグ・ライマン、2、3作目がポール・グリーングラスなんだけど、二人ともインディペンデント映画出身だから、インディーズの感性を持っているんだ。だからこそ、普通ではないエッジの利いた作品が生まれたんだと思う」
そういうところが世界中の映画ファンを興奮させ、待望のシリーズ第3作ということになったんですね
■マット:「きっとそうだね」
脚本の素晴らしさはシリーズを通してなんですが、この第3作『ボーン・アルティメイタム』の終わり方がとくに素晴らしいと思いました。マットさんもアイディアを出されたんですか?
■マット:「ポール・グリーングラスは最初からあのエンディングを決めていたんだよ。脚本もできていないうちからね。1作目の『ボーン・アイデンティティ』の冒頭と同じショットにすることを決めていたんだ。詳しいことは話せないけど、ちょっとしたどんでん返しになっているんだよね。とにかく、11月10日公開の『ボーン・アルティメイタム』、楽しんでもらえると嬉しいな」
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『ボーン・アルティメイタム』
配給:東宝東和
公開:2007年11月10日
劇場情報:日劇1ほか全国にて
公式HP:公式HP:http://bourne-ultimatum.jp/
(c)2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■あらすじ
恋人マリーを失い、たったひとりで過去を探るジェイソン・ボーンは、英国のガーディアン紙にスクープされたCIAの陰謀“ブラックブライアー計画”の記事に自分の顔写真が載っているのを知り、記者のロスと接触する。同じ頃、CIA対テロ極秘調査局のヴォーゼンも情報漏えいのルートをたどり殺し屋を手配していた。
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■プロフィール
『ボーン・アルティメイタム』 マット・デイモン インタビューマット・デイモン
1970年10月8日生まれ。97年には親友ベン・アフレックと共同執筆した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞。同作では主演男優賞ノミネートも果たす。主な出演作に『プライベート・ライアン』『オーシャンズ11』『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』『シリアナ』『ディパーテッド』『グッド・シェパード』など。
取材・文:齊田安起子



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