遂にジグソウ来日!『ソウ4』トビン・ベル インタビュー

2007.11.09

“稀代のシリアル・キラー? NO!主演俳優が語るジグソウとは…”
出席者:トビン・ベル
取材・文:齊田安起子
『ソウ4』トビン・ベル インタビュー
前作『ソウ3』のラストで壮絶な死を迎えたゲームの仕掛け人であり支配者であるジグソウ。主人公が死んで尚、新作がつくられるとはいったいどういう展開になるのか。熱狂的なファンを持つ大ヒット・シリーズの最新作『ソウ4』の日本公開に先駆け、主演のトビン・ベルが来日した。
「『ソウ』シリーズに参加して一番素晴らしいと思うのはみんなが熱意を持って参加していること。ホラー映画好きには情熱的な人間が多いね」と語るベル。長年渋い脇役として数多くの作品で活躍してきたが、『ソウ』シリーズの成功で一気に注目度が上がり、ここ日本でもスターバックスでジグソウだと認識され、シリーズの人気を実感したらしい。


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今回で4作目になりますが、そもそもどうしてこの稀代の悪役というか、シリアル・キラーのジグソウ役を引き受けることになったんですか?
■トビン・ベル(以下:トビン)「まず言っておきたいんだが、私はジグソウをシリアル・キラーだとは思っていないんだ。そのことについてはまた後に話をしよう。この役を1作目の『ソウ』で引き受けた理由の第一は、監督のジェームズ・ワンに会って、すごく面白い話だなとおもったからなんだ。何と言っても登場人物が3人だけで、一つのシチュエーションに置かれた興味深いドラマだったからね。その設定がパワフルだった。第二の理由としては、脚本を読みながらどういう風に終わるのか、まったく想像がつかなかったこと。上手に撮れば絶対に面白くなると思ったね。第三には、ダニー・グローヴァーという敬愛してきた俳優と共演するチャンスだったからなんだ」
Saw2ジグソウをシリアル・キラーとはとらえていないということですが、いったいどうやってこのキャラクターをつくりあげていったんですか?
■トビン「彼はゲームの参加者たちにささやかではあっても必ず逃げる機会を与えているんだ。彼らが置かれる状況は彼ら自身のカルマによるものだしね。ジグソウを演じるにあたっての役作りとしては、彼の人間性をキャラクターとしてどう成長させて行くのかを常に考えてきた。それができれば、彼の内なる豊かさがより表現できるし、もっといいキャラクターになるだろうと思ったんだ。人が彼を殺人鬼と呼ぶのは理解できる。でも、彼はとてもデリケートはシチュエーションを作ることに心を砕いていて、そのあたりが、いわゆる殺人犯とは違うんじゃないかな。だからそういう風に演じる必要はないと思っているんだ。つまり、映画の中には色んな出来事があって、観客がそれぞれに自分なりの結末を書いてくれればいいんだよ」
ジグソウは必ずターゲットとする人物にふさわしいトラップを仕掛けます。ある意味、人間観察のプロフェッショナルと言えると思いますが
■トビン「彼は科学者であり、エンジニアだからね。ものの見方もそれにふさわしく、構造をきちんと理解しているんだ。加えて、直感力も鋭い。未来がどうなるかを見越しているようなところもあって、それに自分を合わせているようなきらいもあるね。もちろん、人間の本質を見抜く目も持ち合わせているんだよ」
それに哲学的ですよね。導師というか、『ソウ3』まではアマンダという弟子もいましたし
■トビン「ジグソウはアマンダには成功してほしかったはずなんだ。そうでなければ、ああいう風には演じられなかった。失敗してもいいと思っていたとしたら、物語が一方向的過ぎるしね。彼女とジグソウは多くの時間を一緒に過ごしているわけで、その中で、何も未来がないようなネガティブな面ではなくポジティブな面に目を向けた方が関係性も豊かになるから。やはり、登場人物全員を注意深く見たり、理解することが大切だと思うね。そうでなければ、残るものはSFXしかない。SFXはSFXで興味深いものだけれど、それだけではね」
では、最後にメッセージをお願いします
■トビン「『ソウ4』をぜひ観に来てください。きっと満足していただけると確信しています。『ソウ』シリーズの世界をより深く理解することができますよ」
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洗練されたインテリジェンスを醸し出すトビン・ベル。ちなみに、彼にとってのベスト・トラップは『ソウ3』の豚が降ってくる例のやつだそうです…。
『ソウ4』
配給:アスミック・エース
公開:2007年11月17日
劇場:TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
公式HP:http://www.saw4.jp/
■あらすじ
ジグソウの遺体を解剖中の監察医が見つけたカセット・テープ。駆けつけたホフマン刑事は、新たなゲームが仕掛けられていることを知る。同僚のケリー刑事も殺され、自分の周りで次々に犠牲者が出ることにSWATの隊長リッグは怒りを募らせていた。新たに捜査に加わったFBIのストラムとペレーズはアマンダの他にジグソウの協力者がいることを指摘する。
トビン・ベル
■プロフィール
トビン・ベル
1942年8月7日、ニューヨーク生まれ。アクターズ・スタジオ、ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、舞台俳優の道へ。80年代後半に映画デビュー。主な出演作に『ミシシッピー・バーニング』『グッドフェローズ』『冷たい月を抱く女』『ザ・ファーム/法律事務所』など。



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