『自虐の詩(じぎゃくのうた)』 初日舞台挨拶

2007.10.29

阿部寛がパンチ・パーマで登場。「観てもらえただけで幸せです」
日時:2007年10月27日(土)
会場:渋谷・シネクイント
登壇者:中谷美紀、阿部寛、西田敏行、カルーセル麻紀、遠藤憲一、堤幸彦(監督)
『自虐の詩』 初日舞台挨拶
日本一泣ける4コマ漫画を映画化した『自虐の詩』が公開初日を迎え、監督他主要キャストらが舞台挨拶を行った。
無愛想だが心根は優しいイサオを演じた阿部寛は、劇中と同じパンチ・パーマで登場。「昨夜10時頃、思い立ってかつらを探した」と話す阿部は、登壇者からしきりと髪を触られていた。撮影現場でも様々なアイデアを出したという堤監督は、「今日、観に来てもらえただけで幸せです」と、公開の喜びを語った。


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一言ずつ、ご挨拶をお願いします。
■中谷:「今日は雨の中、ようこそお越し下さいました。私の内縁の夫、イサオさんがパンチ・パーマで来て下さったのに、私は大事な大事なほくろをつけてくるのを忘れまして、本当に申し訳ありません(笑、拍手)」
■阿部:「昨日の夜、10時40分くらいに”明日、カツラで行こう”と思い立ちました(笑)。今、カツラはどこにあるか聞きましたら、アデランスに保存してあると。出来たら、持って来て下さい、とお願いして、やることになりました(拍手)。」
■西田:「雨の中、本当にありがとうございます。すべって転んだりしないで、ここにたどり着けましたか?ありがとうございます。これから、面白くて感動する映画が始まります。心ゆくまで楽しんで行って下さい。ありがとうございました」
■カルーセル:「雨の中、ようこそいらっしゃいました。今日はすごい格好をしています。映画では、大阪のおばちゃん役なので、全身豹柄だったんですけど、今日は監督の指示で(と、背中のハート型のシースルーを披露。場内拍手)。映画では、ノーメイクだったので、今日はステージメイクをしてきました。ありがとうございました」
■遠藤:「遠藤です、ようこそ。今回は誰も殺しません(笑)。殺されません。エッチもしません。是非、楽しんで行って下さい。ありがとうございました」
■監督:「たくさんの方がお集まり下さって、ありがとうございます。素晴らしいキャストの力で素晴らしい作品が出来たと思います。是非、最後まで楽しんで行って下さい。今日はありがとうございました」
不幸を絵に描いたようなヒロインですが、こういう役を演じる時はご自身のどういう部分をお出しになるんですか?
■中谷:「この幸江は、自分を不幸と思っているんですが、ちゃぶ台をひっくり返すイサオさんという人に尽くすのが幸せなんです。大きな幸せを求めていながらも、でも気付くと、なんだ近くにあったじゃない、という役柄だったので、とても幸せな気持ちで演じました」
撮影中、特に幸せな気分になることはありましたか?
■中谷:「幸江はぬか漬けを自分で漬けていたり、毎朝、ささやかだけど毎朝、イサオさんのために大切に食卓を作っているんです。食卓が湯気に溢れていて温かくて。今、何でも買って食べられる時代ですよね。そんな中できちんと食事を作っている役だったので、気持ちが温かかったですね」
ちゃぶ台返しは、素晴らしいアクションシーンでしたね。
■阿部:「あの動きは原作に忠実に、片足を上げてやりました。僕は初めてちゃぶ台返しをやるので、どんな風になるのかなと思って、とにかく思い切りやればうまくいくんじゃないかなと思って。5回あるんですが、不思議なことに全部一発でOKを頂きまして、自信を持ちました(笑)。ちゃぶ台返しなら任せて欲しいなという感じです」
あのシーンは、何台もカメラを使ったんですか?
■監督:「カメラは1台です。普通よりゆっくり撮れるカメラで撮ったんですが、ちゃぶ台返し選手権があったら阿部さんは優勝出来ますよ。狙った所に狙った物を飛ばしてくれますからね」
本当ですか?なかなかそうはいかないんじゃないですか?
■監督:「いや、阿部さんは行くんですよ(笑)。また、それを見ている中谷さんは、1秒くらいの間に3種類くらいの表情をされるんですよ」
■カルーセル:「すごいですよ。私はCGかと思っちゃいました。お寿司が飛んでるのをお箸持って食べようとするんですから(笑)」
■監督:「その後、スタッフが拾って食べました(笑)」
最後に監督からこれから観る方に一言、お願いします。
■監督:「本当に今日観に来て下さっただけで十分幸せです。でも、もし気に入って頂けたのでしたら、家族、友達、職場の方、いろんな方に広めて頂ければと思います。今日はありがとうございました」
ちゃぶ台返しの時、変化する中谷さんの顔がCGではなかったとは!『嫌われ松子の一生』以来、薄幸の美女のイメージが強い中谷さんですが、芸達者なコメディエンヌでもあったんですね。
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『自虐の詩』
配給:松竹
公開日:2007年10月27日
劇場情報:シネクイントほか全国にて
公式HP:http://www.jigyaku.com/
(C)2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ
あらすじ
大阪・通天閣のふもとの「パンション飛田」に暮らすイサオと幸江。イサオは、無職で気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返す乱暴者。幸江がラーメン屋で働き、生計を立てていた。ある日、幸江が妊娠していることが分かり…。
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プロフィール
『自虐の詩』 初日舞台挨拶阿部寛
1964年神奈川県出身。大学在学中よりメンズノンノのモデルとして活動。87年『はいからさんが通る』で映画デビュー。堤幸彦監督とは「トリック」シリーズ以来初の再タッグである。主な作品は、『アジアンタムブルー』(06)、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(07)、『大帝の剣』(07)がある。
取材・文:南野望里子



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