『軍鶏 Shamo』ショーン・ユー インタビュー

2008.04.28

“もう格闘アクションはこりごり?”
出席者:ショーン・ユー
『軍鶏 Shamo』ショーン・ユー インタビュー
両親を殺害し少年院送りとなった優等生の少年・成嶋亮は、少年院での悪質な暴行から身を守るため空手を学ぶ。そして出所後、成嶋は格闘界へと足を踏み入れ、熾烈な戦いへと身を投じることになる…
「スケバン刑事」で知られる橋本以蔵原作の漫画を、橋本以蔵が自ら脚本を書き映画化した『軍鶏 Shamo』
主人公の成嶋を演じたのは香港の若手ナンバー1俳優ショーン・ユー。複雑な成嶋の心情を巧みに演じただけでなく、激しい格闘シーンにも挑戦。相当ハードだったと思われる作品についてお話をお聞きしました。


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演じられた成嶋亮のどこに惹かれましたか?
■ショーン・ユー(以下、ショーン):「普通、漫画の主人公は正義感が強かったりしますが、成嶋亮には全く正義感がありません。そして、人を容易に受け入れません。他の漫画にはないキャラクターなので、そこが魅力だと思いました」
成嶋はかなり冷徹で、共感しにくいキャラクターですが…
■ショーン:「どんなキャラクターも目的を持って生きているように描かれますが、成嶋の場合は特殊なんです。確かに成嶋のやっていることは間違っているかもしれませんが、彼にはそもそも選択肢があまりなかったのだと思います」
成嶋は複雑な人間ですから、演じるのは大変だったのでは?
■ショーン:「刑務所に入る前と後で、成嶋は大きな変貌を遂げます。心の変化を演じるのが難しかったですね」
更に格闘シーンがふんだんにありますね
■ショーン:「1ヵ月半の間、コーチについてもらって毎日4、5時間ぐらい空手、ムエタイ、ボクシングなどのトレーニングをしました」
それは大変でしたね
■ショーン:「(日本語で)ちょーねむかった」
本格的な格闘シーンは初めてですよね?
■ショーン:「初めてです。もしもまた同じジャンルの作品のオファーが来たら、ちょっと熟考が必要ですね(笑)。やりたくないという訳ではありません。自分の身体能力の限界もありますし、トレーニング期間がどれほど貰えるのかも重要です。それ程ハードなんです」
対戦相手は日本が誇るK-1ファイター、魔裟斗選手でしたね
■ショーン:「日本人選手は強いですね(笑)。魔裟斗選手はプロですから、当然僕なんかよりも強いです。この実力差がストーリーにそのまま当てはまると思いました。どうやったら勝てるのかを考えなくてはなりませんでした」
もう一人の日本人、石橋凌さんとも共演されていますが、如何でしたか?
■ショーン:「石橋さんが出演されている作品を何本か見ていたので、今回共演できると知った時は驚きました。とても良い役者さんだと思いました」
今まで出演された作品の中で、本作が一番好きとおっしゃっているそうですが、本当ですか?
■ショーン:「苦労して撮った作品は好きになることが多いですね。本当に大変だったので、とても印象に残っています。また、ストーリーが魅力的なのも好きな理由の一つです」
本作品に出演したことで、得たものはありますか?
■ショーン:「これ以上苦労する映画はもうないと思えるほど苦労した作品なので、とても良い経験になりました。だから先程も言いましたが、もしも同じジャンルの作品のオファーが来たら、慎重に考えたいと思います(笑)」
続編があるかもしれませんよね?
■ショーン:「橋本以蔵先生に、格闘シーンを減らしてもらうようにお願いします」
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『軍鶏 Shamo』
配給: アートポート
公開: 2008年5月3日 (土)
劇場: 新宿トーア、シアター・イメージフォーラムほか全国にて
公式HP: http://www.shamo-movie.jp/
©2007 IZO HASHIMOTO / ART PORT INC. / PONY CANYON INC. All rights reserved
あらすじ
両親を惨殺した罪で少年院へ送られた成瀬亮。最愛の妹も去り、周囲の少年たちから虐げられる中、彼は終身刑の囚人・黒川から空手を習い、強さを身につけた。退院後男妾をしながら妹を探す成瀬は、道場に誘ってくれた黒川の弟子でヤクザの山崎を裏切り、同じくヤクザの望月が主催する総合格闘技「リーサルファイト」へと出場することに。しかしそれは親殺しの成瀬を相手選手に倒させて大会を盛り上げようという望月の罠だった……。
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プロフィール
ョーン・ユー
ショーン・ユー
1981年香港生まれ。街でスカウトされモデルとなり、01年『憂憂愁愁的走了』(未)で映画デビュー。02年、日本のコミックを台湾でテレビドラマ化した「あすなろ白書/愛情白皮書」の主役に抜擢。一躍注目され、歌手デビューも果たしマスコミから“新人王”と称される。その後も『インファナル・アフェア』シリーズ(02年~03年)、『頭文字[イニシャル]D』(05年)、『ドラゴン・スクワッド』(05年)、『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(06年)などの話題作に出演している。
取材・文:伊藤P



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